iPadOS 17からiPadでのUVC(USB Video Class)対応が実装されてカメラなど様々なデバイスのHDMIポートから出力した映像をUSB経由でiPadに表示出来るようになりました。
そこで先日購入したミラーレス一眼カメラ Nikon ZfとiPadを接続してiPadをカメラモニターにしてみました。必要なモノを揃えたら簡単に離れた場所に設置したカメラで映している映像をiPadで確認できるように。
iPad Pro 第3世代、iPad Air 第4世代、iPad mini 第6世代などで試してどれも問題なく使用出来ました。iPad OS 17に対応しているのは、
iPad mini(第 5 世代)
iPad(第 6 世代)
iPad(第 7 世代)
iPad(第 8 世代)
iPad(第 9 世代)
iPad Air(第 3 世代)
10.5 インチ iPad Pro
12.9 インチ iPad Pro(第 2 世代)
からなので、上記よりも新しい機種ならどれでも使えると思います。
必要なキャプチャーボードやHDMIケーブルの種類、UVC(USB Video Class)対応のアプリなどを紹介。
キャプチャーボードとUVC対応のアプリを用意する
キャプチャーボード
iPadとカメラを繋ぐ際には、USB-C to HDMIなどで直接iPadとカメラを繋ぐのではなく、カメラ側のHDMIから映像信号をUSB-Cに変換してiPadに渡すキャプチャデバイス↑を挟む必要があります。
キャプチャーボードにも性能差があって価格もピンキリ。カメラモニターの映像をiPadで映して確認したいという僕の用途では遅延もまるで感じないほどスムーズで全く問題ないけど、他の用途で他の機器と組み合わせて使う時にどう感じるかは分かりません。
カメラのHDMI端子にあったHDMIケーブル
Nikon Zf側のHDMIはDタイプと呼ばれるマイクロHDMIなので、Zfの端子に合うマイクロHDMIとキャプチャーボードに合うAタイプという一番よく見るタイプのHDMI端子を備えたケーブルを用意しました。
マイクロHDMIはマイクロUSBに似たサイズ感や形状。他にCタイプと呼ばれるミニHDMIはAとDの間のサイズ感、見たことはないけどBタイプやEタイプというHDMIコネクタもあるそうです。自分の使用する機器のHDMI端子が何タイプなのかを確認してケーブルを用意しましょう。
モノを揃えたらあとはこんな感じで、カメラ-HDMIケーブル-キャプチャーボード-iPadと繋げます。HDMIケーブルは使用するカメラに合うもので僕の場合はマイクロHDMIケーブル。
UVC対応アプリは Camo Studioを使用しました
繋いだら自動で映像が映るわけじゃなくて映像を映すUVC対応のアプリも使用します。
アプリは用途や好みに合わせて探せばいいと思うけど、僕の場合はカメラの映像をそのままiPadに映せればなんでも良くて、「Camo Studio」というアプリは英語だけど少し触ればカメラの映像を映すだけなら簡単に出来て動作も安定していました。機能的にはすごく簡単な部分しか使ってなくて、詳しい使い方は把握してないので解説などは出来ませんが無料で使えます。
これで、離れた場所においたカメラが映してる映像をiPadで確認しながら撮影したり撮影の準備をすることができるようになりました。
ちなみに映像をそのまま映してるだけなので、カメラのシャッターを切ったりなどの遠隔操作は出来ません。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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