RASICAL (ラシカル) のデスクチェア「GrowSpica Pro (グロウスピカ プロ)」をレビュー。製品をご提供頂きました。
GrowSpica Proの仕様や特徴、組み立て方、より安価なGrowSpica Liteとの違い、
そして実際に3ヶ月以上使用しての感想を、仕事場で使用してるアーロンチェアや同じ家のデスクで使用しているCOFO Chair Premiumと比較しながら紹介していきます。
最近増えている10万円以下の価格帯で、10万円超えが当たり前の高級デスクチェアに劣らない高品質なデスクチェア。
僕自身、以前は1万円前後のデスクチェアを使用していましたが疲れが溜まってくると腰が痛くなりがちで、いつか大きな痛みになってしまったり、慢性的な腰痛を抱えるんじゃないかと心配していたこともあって、2017年に仕事場用にアーロンチェアを購入しました。それからいつの間にか腰痛はすっかり出なくなっていたので、椅子は良いモノを使うべきだと実感しています。
他にも家ではGrowSpica Proと同じように10万円を下回りながら高品質なデスクチェア COFO Chair Premiumを使用していたり、その前にも気に入ったデスクチェアを使用していました。色々なデスクチェアをそれなりの期間使用してきているので、他のデスクチェアの使用感と比較しながら紹介していきます。
2023年7月6日追記 GrowSpica Proにより高級感が加わったハイグレードモデル GrowSpica Elite、GrosSpica Liteに代わる廉価版 GrowSpica Baseが加わりました。 全てのモデルの比較も表にして紹介しています。また、どの機種の購入にも利用出来るクーポンコードも掲載しています。
2023年9月追記 当初細かい調整がしづらく使いづらかったアームレストがボタン式で使いやすい新型アームレストにアップデートされました。新型のアームレストも送って頂いたので記事内で紹介しています。
GrowSpica Pro 総合評価
メリット
- 各部位が細かく位置調整出来る
- ランバーサポートの使用感が特段に良い
- ヘッドレストの使用感が特段に良い
- リクライニングさせたままロック出来る
- フットレスト・ヘッドレスト・ハンガーなど完備
- 10万円超えの高級デスクチェア並みの機能性で6万円台で購入出来る圧倒的なコスパ
- 国内ブランド製品
デメリット
アームレストの細かい調整がしづらい- 売り切れがちで入手まで時間がかかる場合がある
座面の座り心地やデザインは良い点とも悪い点とも言い切れない好みが分かれる点かなと感じました。記事後半ではCOFO Chair Premiumやアーロンチェアなどの使用感と比較しながら紹介しています。
デメリットに挙げていたアームレストの調整がしづらいという点は、メーカーがアームレストをアップデートすることで解消されました。ユーザーの声などから柔軟に製品のアップデートがされるのは信頼のおける点だと感じます。
評価
ヘッドレストやフットレスト、ランバーサポートに、背面にはハンガーまで完備。各部位細かく位置調整出来て快適な座り心地のデスクチェア。作業に集中する時は強力なランバーサポートが正しい姿勢に。オフ時にはリクライニングしてヘッドレストやフットレストまで使ってリラックスした姿勢に。そのまま寝れてしまうほどで最高です。
ちょっと前までだったらこれだけ揃ったらまず10万円は超えていたという高級デスクチェアですが、前にもCOFO Chair Premiumというデスクチェアを別件でご提供頂いて、最近はそんな多機能で全部入り、高品質みたいなデスクチェアが10万円を切るようになってデスクチェアの常識が変わってきたと思っていました。
今回のGrowSpica Proはさらに10万円どころか7万円を切る価格破壊ぶり。クーポンコードも掲載中です。もちろん安いだけで品質が悪いなんてこともなく、10万円以上のモデルにしかなかったような機能がしっかりそろって6万円台!無い機能なんてアーロンチェアの前傾くらい?というところ。耐久性なんかはこれからですが、とりあえず3ヶ月ほど使用して全く問題ありません。
前までは10万円を超える高級デスクチェアと1、2万円の手頃なデスクチェアの間にあまり選択肢がありませんでしたが、7万円台のCOFO Chair Premium、そしてさらに安価な6万円台で購入出来るGrowSpica Proと、この価格帯で高級デスクチェアのような機能や品質を備えたデスクチェアが登場してきたというわけです。
家のPCデスクでGrowSpica Proを数ヶ月使わせて頂きました。COFO Chair Premiumと比べてここはGrowSpica Rroの方が好きだし、こっちはCOFO Chair Premiumの方が好きだなという部分もあります。一概にどちらの方が上とかは言えないくらいとても良く、この価格帯のデスクチェアがただ機能が揃ってるだけではなく、ちゃんとモノも良いものが揃ってるのを実感しました。
デザインの好みも分かれるところだと思います。単体での好みもあると思うし、部屋の他の家具との兼ね合いもありますよね。全体がブラックのGrowSpica Proはそういう面でも取り入れやすいかもしれません。ホワイトカラーも販売が開始したようで公式サイトから確認できます。
ホワイトカラーの予約も公式サイトから確認出来ます。
RASICAL公式サイトからの購入は、クーポンコード : TS9LJFSNBM を入れて3,000円オフで購入頂けます。家族での使用など複数個購入する場合もRASICAL公式サイトだと割引があってお得です。
GrowSpica Pro 製品仕様や特徴
メーカー
Rasical Japan合同会社。日本国内 京都に本社があります。
デスクチェア GrowSpica Proの他、機能性素材を使った防寒製品 フェアリーノヴァシリーズなど様々な製品を製造・販売されています。
当ブログでもGrowSpica Proの他、フェアリーノヴァ ジャケットやパンツ、掛け布団などの製品をご提供頂いて紹介しています。
Rasical (ラシカル) ブランドについてや、当ブログで紹介してる製品を1つの記事にまとめています。
RASICAL(ラシカル) フェアリーノヴァやGrowSpica Proがおすすめ
製品仕様
製品名 | GrowSpica Pro ( グロウスピカ プロ ) |
全体サイズ | 幅518×奥行670×高さ1080-1328mm(昇降式) |
詳細サイズ | 座面 ・高さ46.5~58cm ・幅51.8×奥行(67~70cm) ・奥行60mm/5段階 アームレスト ・高さ64~84.3cm ・高さ8.5cm/17段階 ・前後5.5cm ・左右2.5cm ・角度 内20°/外18° ヘッドレスト:幅34×奥行14.5~21cm 脚:半径34cm キャスター:直径6.5cm ランバーサポート調整範囲:奥行2.5cm/4段階 ヘッドレスト:高さ6.5cm 回転角度38度 背面調整:高さ7cm/14段階 リクライニング:90~135度/4段階 |
素材 | メッシュ:WINTEX製フルメッシュ フレーム:ポリマーナイロン+ガラス繊維+ポリプロピレン アームレスト:ポリマーナイロン+20%ガラス繊維+PU(ポリウレタン)CFCsなし ハンガー:ポリマーナイロン+20%ガラス繊維 シャーシ:スチール 脚:ポリマーナイロン+45%ガラス繊維 キャスター:ポリマーナイロン+PU(ポリウレタン)CFCsなし シリンダー:KGS製 |
重量 | 製品本体:21.1kg 包装重量:27.95kg |
耐荷重 | 135kg |
包装サイズ | 830×640×530mm |
カラー | ブラック |
内容物 | ・イス本体 ・説明書 ・組み立てキット |
特徴
- 腰背セパレート構造
- 1レバー操作
- ランバーサポート 5段階調整
- 背面高さ 14段階 7cm 調整
- 座面奥行き 6cm 調整
- 4Dアームレスト
- 2Dヘッドレスト
- フットレスト
- 静音キャスター
- ハンガー付き
パッケージ
付属品一式
説明書と組み立てキット。
組み立て用に手袋がついてるのは親切ですね。汚れだけじゃなくてダンボールで手を切ったりするのも防止出来るので付けた方がいいです。
組み立てキットが入ってたジップ付き袋は組み立てが終わった後も予備のネジなど余ったパーツを保管しやすくてこれも親切だと思いました。
GrowSpica Pro 組み立て方法
組み立て方法が記載された大きなボードが入ってるので箱や壁に立てかけておけば見ながら組み立てやすいと思います。寝かせちゃうと作業しながら覗き込むのが億劫なので。
見てわかる通り、組み立てといっても工程は少なくてとても簡単です。簡単だけどモノが大きいし重いから面倒ではありますが、難しくはないです。
ダンボールのゴミがかなり出るのも覚悟しておいた方がいいですね。
キャスターとシリンダーをベースに取り付け
ベースにキャスターとシリンダーを取り付け。
どれも差し込むだけで大した力もいらないので簡単です。
本体にベースを差し込む
この通り椅子の本体部分はほとんど出来上がった状態で届きます。キャスターなどを付けたベースを差し込めばもう椅子として使えるようになっちゃいます。
ボードに図で記載されてる通り椅子本体を寝かせて差し込むと簡単です。
とりあえず椅子としては使えるようになりました。ボードに記載の工程2が終わったところ。
このあとはヘッドレスト、ハンガー、フットレストを付けていきます。ヘッドレストもハンガーもフットレストも不要ならこれで完成。
そんなに色々つけないんじゃGrowSpica Proを買った意味がないと思うかもしれないけど、それでも可動式のランバーサポートやさまざまな位置の調整はしっかり出来てリクライニングなんかもしっかりしてるので全然悪くないと思います。色々つけない分スッキリしてるのもいいですよね。
ヘッドレストにハンガーを取り付け
僕的にはここが一番大変でした。ハンガーのパーツの隙間にヘッドレストのパーツを差し込んでいくんだけど、スルスルっとは入らないし、先端を握って少し細くして入れれば入るかなとか色々時間をかけたんだけど、少し角を差し込んであとは力技で右に左にグイグイ力をかけて捩じ込んでいく感じにしたら結構簡単に入りました。
差し込んだあとはねじ止め。
チェア本体にヘッドレストを差し込みます。外す時は背面のメッシュの間に手を入れてカチッと押し出せば外せるようになります。説明書にも記載があります。ネジなどは使わずに固定できるけど、ハメたら最後外せないなんてことはないのでご安心を。
ヘッドレストが不要な場合はここに付属品にあった蓋のパーツをつけて蓋をします。
フットレストが不要だったらこれで完成でもいい感じ。スッキリしていてこれもまたかっこいい。
フットレストを取り付け。
取り付ける前のフットレストのパーツを撮影し忘れましたが、銀の棒の部分を本体に差し込んで接続しています。
完成
RASICAL GrowSpica Proが完成しました!
シリンダー部分を除いて全体がブラックなのが一つの特徴。
GrowSpica EliteとGrowSpica Lite 発売
今までGrowSpica ProとLiteの2種類だったラインナップに2023年7月にGrowSpica EliteとGrowSpica Baseが加わり、GrowSpica Liteは販売を終了となることが発表されました。
より高級感のあるGrowSpica EliteとGrowSpica liteに代わる廉価版のGrowSpica Base。スペック情報や価格を見るとどちらもかなり魅力的な製品に思えたので表にまとめました。
GrowSpica Elite・Pro・Base・Liteの比較
製品名 | Elite | Pro | Base | Lite |
腰背の分離 | ○ | ○ | ○ | × |
1レバー操作 | ○ | ○ | × | ○ |
腰の前後調整 | ○ | ○ | ○ | × |
ヘッドレスト | 2D | 2D | 2D | 2D |
静音キャスター | ○ | ○ | ○ | ○ |
ハンガー | ○ | ○ | ○ | × |
背面高さ調整 | ○ | ○ | ○ | ○ |
座面調整 | ○ | ○ | ○ | ○ |
アームレスト | 4D | 4D | 4D | 4D |
フットレスト | ○ | ○ | オプション | × |
全体素材 | アルミ合金 | ナイロン | ナイロン | ナイロン |
リクライニング | 4段階 | 4段階 | 3段階 | - |
製品重量 | 23.58kg | 21.1kg | 19.1kg | - |
販売価格 | 79,800 | 69,825円 | 44,800 | 54,800円 |
GrowSpica Liteは安い代わりに機能性がだいぶ劣るので価格差を考慮してもProを薦めると書いてきましたが、GrowSpica Baseは価格はさらに安くなったにも関わらず機能性もかなり高そうなので十分選択肢になると思います。実物は見たことはないので販売ページの情報をもとに表にしました。
GrowSpica EliteはGrowSpica Proにより高級感が加わったハイグレードモデル。どちらが好きかは好みや合わせる部屋にもよるかもしれませんが、僕的にはかなりかっこよくなって、長く使うモノだし1万円くらい高くなっても好みであればこちらの方が良いなと思います。
GrowSpica EliteとGrowSpica Base、そして8月以降に入荷のGrowSpica Proはこの記事内でも調整しづらいと書いていたアームレストの仕様をアップデートして操作性の高いボタン式とクッションも柔らかくなるそうです。
一度作ってあとは終わりではなくて評判や要望に合わせて新製品が追加されたり既存のモデルもアップデートされるあたりはRasicalというメーカーの信頼性も高まりますね。
COFO Chair Premiumとの比較
実際に使用しての使用感の比較はこの後に紹介していくので、ここでは外観の比較を。Grow Spica Proの方がメッシュ地の色が真っ黒というよりダークグレーやチャコールグレーという感じ。左側のCOFO Chair Premiumも本来ヘッドレストがついてるところを外して使用しています。
GrowSpica Pro の使用感。アーロンチェアやCOCO Chair Premiumと比較しながら。
GrowSpica Proの特徴を実際に使用しての感想と共に紹介します。
仕事場では2017年からアーロンチェア リマスタードを購入して使用していて、家では2022年にCOFO Chair Premiumをご提供頂いて使用しています。
アーロンチェアを購入する際には大塚家具で色んなデスクチェアを試座してから決めました。当時疲れが溜まってくると腰痛が出ていたんだけど、アーロンチェアに変えてからは気づけば腰痛が出なくなっていて、長い時間座るなら椅子にはお金をかけるべきという風には考えているんだけど、昨年ご提供頂いたCOFO Chair Premiumは20万超えのアーロンチェアをはじめ、10万オーバーが当たり前の高級デスクチェアに引けを取らない性能で8万以下、実際に使用しても大満足の使用感で驚きました。
そして今回はさらに安価な7万を切るGrowSpica Proでさらに驚くことになりました。もういいデスクチェアを買うなら10万超えが当たり前じゃなくなったんだというのはCOFO Chair PremiumやGrowSpica Proで確信しました。
人間工学に基づくデザイン設計
人間工学に基づいたデザイン設計がされているというGrowSpica Pro。様々な部位を調節して体に合った形で使用出来るし特にランバーサポートとアームレストは体への負担を最小限に抑えるのには欠かせません。今までに使用してきたデスクチェアでは不要に感じていたヘッドレストもGrowSpica Proのヘッドレストはとても良かったです。
可動式のヘッドレスト。COFO Chair Premiumより良かった。
アーロンチェアでも社外製のヘッドレストを購入したものの、要らないと感じたし、COFO Chair Premiumにもやっぱりヘッドレストが付いてるんだけどこれも合わないと感じて外して使用しています。
なんか窮屈に感じてしまって頭や首、肩周りが楽になってるとも感じないし、変に頭を預けようと思うと姿勢が悪くなってしまう感覚がありました。アーロンチェアの社外製のも、COFO Chair Premiumのも高さや角度が調整出来るんだけど、それでも合わず、
ヘッドレストの出来の良し悪しとは関係なく、僕の好みとしてヘッドレストが合わないんだろうなと思っていたんだけど、GrowSpica Proのヘッドレストは不思議と良い感じで、これなら使いたいと思えて、初めてヘッドレストと合わせて使用しています。
何が違うから良いと感じてるのかはちょっとわからなくて、ヘッドレストだけの問題なのか、背もたれの高さとか形状とかも関係してるのかわからないけど、不思議と他のと違って僕にはとても合いました。
もちろんヘッドレストを付けずに使うこともできます。
ハンガー付き
ハンガーは正直おまけ程度に感じます。荷物や服をかけたりも出来るし、重いバッグをかけてても普段通りの使用感で使うことはできたけど、この形だと服をかけるのには短めで肩まで届かずにカクッとしちゃうし、とりあえずかけておければというくらいで使う感じになりそうです。
でも環境やアイデア次第で便利な使い方もできるかも。自分ならあれば役立つ!という人もいると思います。
ランバーサポートは5段階可動式。めちゃめちゃ良い!
腰の部分が突き出たランバーサポート。ランバーサポートはCOFO Chair Premiumもとっても良かったんだけど、GrowSpica Proはさらに良いと感じてます。背もたれに背中を預ける感じじゃなくて真っ直ぐに背中を伸ばしてる時にも腰元を支えてくれるランバーサポート。寄りかかると体に合わせて動くので自然と姿勢が良くなります。ランバーサポートに関してはあくまで僕の感想ですがGrowSpica Pro>COFO Chair Premium >>>>アーロンチェアっていうくらい。
ランバーサポートは手で掴んで引っ張ると25mmの範囲で調整もできます。
背もたれも座ったまま後ろに手を回して持ち上げると高さの調整が出来て、ランバーサポートの位置も引き上げられます。簡単に自分の体に合わせて調整できてとってもいい。
4Dアームレストは使いやすい新型へアップデート
アームレストは、高さ、前後、左右、そして水平角度を斜めに調整出来ます。僕は肘をアームレストに置いて手首から手のひらをデスクに置いてるパームレストにおいてキーボードを打つスタイルなので、アームレストの細かな調整が出来るのは必須。
GrowSpica Proは全部しっかり出来るので全く問題ないけど、アーロンチェアもCOFO Chair Premiumも問題なく出来て、アーロンチェアは左右には動かない(水平方向に斜めには動かせる)んだけど、それを差し引いてもアーロンチェアのアームレストがクッション製やなんかで一番好き。調整のしやすさのスムーズさがGrowSPica ProよりもCOFO Chair Premiumの方が好きなので、問題はないんだけど3機種の中で見るとGrowSpica Proが一番下に感じます。高さは上に引っ張るだけだし、前後左右、斜めにはパッドを動かすだけで調整出来るから簡単なようだけど微調整が結構しづらいです。クッション製も致命的とは言わないけど欲はないのでもう少しクッションの効いたモノだったらよかったです。
でもそもそも高さや前後の調整のできないデスクチェアも多いので、とにかく高さ、前後左右、斜めと動かせる機能性がしっかりあるということが大事です。逆に調整出来ないデスクチェアを選ぼうとしてるなら絶対に出来るモノを選んだ方がいいと強く言いたい。
※アームレストに関して調整がしづらいと書きましたが、2023年8月入荷モデルからはボタン式で操作性が高く、クッション製も高いものにアップデートされるようです。
2023年9月、新型のアームレストを送って頂いたので交換しました。腕を置く部分の下に微かに見えるボタン。押しながらスムーズに上下に動かせるようになって格段に細かい調整がしやすくなりました。
今からGrowSpica Pro本体を購入する人はもちろん新型のアームレストが初めから付いているし、以前購入した人もアームレストのみを購入することが出来ます。今回はアームレストとネジと取り付け用の工具のみが送られてきて、床に寝ながら数分で簡単に交換出来たので、長く使うデスクチェアだからアームレストに使いづらさを感じているなら交換するのがおすすめです。
座面は負担を減らすカーブ構造とメッシュ仕様
座面も一番座り心地が良いと思うのはアーロンチェア。同じようなメッシュ構造だけどより弾力があってしっかりしつつクッション性もある感じ。
GrowSpica Proもアーロンチェアと似たようなカーブ構造でCOFO Chair Premiumよりも座り心地がいいかなと初めは感じたんだけど、どうも座面前側のメッシュ地とフレームの間にCOFO Chair Premiumはスポンジが入ってるんだけど、GrowSpica Proにはそれがありません。
小柄な人などはそのスポンジが当たったり、もも裏への圧迫感に繋がるからあえて入れてない設計だそうだけど、僕の場合はおそらくそれがないためかもも裏が滑り落ちやすい感じがあります。
原因がわからなくてCOFO Chair Premiumと何が違うのかと座面を比べたり奥行きを変えたりして色々試した結果、ここに行きつきました。あえて狙いがあってやってることのようなので合う人にはむしろそれが使いやすさや快適さに繋がるのかなと思います。
普段のデスクチェアでもも裏に当たって痛くなるとか、圧迫感を感じるという人には特にあってそう。僕は今までデスクチェアでそういう経験がないのですが、きっと体型や体のクセとかで合う合わないはあるのでしょう。
初めはGrowSpica Proの方が良いかなと思ったくらいだし、今も全然悪くないけどその点でCOFO Chair Premiumの方が座面は僕に合ってると感じます。
あとあぐらをかくのにもCOFO Chair Premiumの方が向いてると感じました。GrowSpica ProでもあぐらをかけなくはないけどCOFO Chairの方が座りやすいです。アーロンチェアではフレームが邪魔で絶対に無理とは言わないけど基本あぐらはかけません。昔デスクチェアであぐらをかくことが多かったんだけど アーロンチェアにしてからその癖がなくなりました。
座面を前後に動かしたり、リクライニングやロックを調節するためのレバーは使いやすくてその辺の調整がしやすいのは良かったです。
レバー操作
こちらのレバーは前に倒してる時には座面を前後に動かせて、後ろに倒してる時はリクライニングが可能になり、横方向から下に下げると昇降の調整が出来るという具合。真ん中にしてる時は全部がロックになるので、普段はいつでもリクライニング出来る具合で使いたいときは後ろに倒したまま、全部固定しておきたいなら真ん中にしておくという使い方。
イメージ的にもレバーを前で座面を前後、リクライニングで後傾させるなら後ろ、昇降させる時は下にと関連づけて覚えられるので簡単に使えました。座ったままの姿勢で使える点もいいです。デスクチェアって各部位の調整の仕方がわかりづらいことも多いので1箇所に集約されているとわかりやすくていいですね。
リクライニング時の圧力調整
レバーの下のノブはリクライニング時の圧力調整用。軽く寄りかかるだけでリクライニングしたり、ぐっと体重をかけないと動かないようにしたりという調整が出来ます。女性や小柄な人だと思ったようにリクライニング出来ないデスクチェアもあるんだそう。
静音キャスター
GrowSpica ProのキャスターホイールはPU素材が採用されており、滑らかで静かに動かせる静音キャスターだそうです。元々マットを敷いていて、他のデスクチェアでも特に音がしたりしなかったので効果は実感できていませんが、負荷への負担も少ないんだそうです。
フットレスト
アーロンチェアにはついてないフットレスト。アーロンチェアを購入する頃に大塚家具でフットレストのついてるエルゴヒューマンを試した時には要らないなと思ったんだけど、COFO Chair Premiumを使うようになってからはすごくいいなと思うようになりました。普通にデスクに向かう分には使わないけど、動画を見たりしながらゆったりする時とかにリクライニングして後継したままロックしてフットレストも使うととても良くて、そのまま寝れちゃうくらい。
COFO Chair Premiumで良かったので、GrowSpica Proのフットレストも楽しみにしてました。感想としてはどちらの方がより良かったかというとCOFO Chair Premiumの方が、足を乗せたときに安定感があって乗せ心地が良かったです。ただ準備段階の↑や↓の画像に写ってるパイプを伸ばすのとかはGrowSpica Proの方がスムーズでした。
パイプはここまで伸ばしきらずに途中で止めることもできるので自分の使い方に合わせた長さに調節できます。
足を乗せる部分の角度も自由が利くので↑みたいに上向きにするばかりでなく、足先が下に下がる角度にもできます。
リクライニングさせた状態でロックも出来る
普通に座る角度よりも、↑のようにリクライニングで後継させてロックさせた状態でフットレストを使うの好きです。
このリクライニング状態でのロックはCOFO Chair Premiumでは出来るけどアーロンチェアでは出来ません。
作業用じゃなくて完全にリラックスモードな使い方で重宝。仕事帰りでとりあえず、とこの格好になるともう立ち上がるのが面倒でそのまま寝たくなっちゃうくらい。
黒で統一されたデザイン
この全体がブラックなデザインも魅力。COFO Chair Premiumは背面に使われてるアルミが特徴的でそれもかっこいいけど、アルミを使ったCOFO Chair PremiumもオールブラックなGrowSpica Proも単体でどっちが好きかというのももちろん大事だけど、どっちの方が部屋に合う、合わないというのもあると思います。単体では嫌いじゃないけど部屋に置くには他の家具との兼ね合いで合わないというのとはどちらにもありうると思います。アルミの金属感が仰々しく感じてしまったりしてGrowSpica Proの方が部屋に溶け込めるとか。
GrowSpica Proを試すなら
現在、2か所でGrowSpica Proの体験展示が行われています。
関東では東京の有楽町にある b8ta Tokyo – Yurakucho 、関西ではLIVING HOUSE. ららぽーと堺店で、GrowSpica Proの展示が行われていて試座することが出来ます。
参考:
b8ta Tokyo – Yurakucho
https://www.rasical.com/blogs/reports/b8ta-growspica-pro-start
場所: b8ta Tokyo - Yurakucho
日時: 2023年4月1日より、終了日未定
営業時間: 11:00 – 19:30
定休日: 不定
所在地: 〒100-0006 東京都千代田区有楽町 1-7-1 有楽町電気ビル1階
LIVING HOUSE. ららぽーと堺店
https://www.rasical.com/blogs/reports/livinghouse-sakai-growspica-pro-start
場所:LIVING HOUSE. ららぽーと堺店
日時:2023年5月1日(月)〜終了日未定
所在地:〒587-0002 大阪府堺市美原区黒山22番1 ららぽーと堺1F
営業時間:10:00~21:00
定休日:ららぽーと堺に準ずる
RASICAL GrowSpica Pro レビューまとめ
GrowSpica Proについて、COFO Chair Premiumと比較しながら紹介してきました。
最後にまとめておくと、
- 腰背セパレート構造
- 1レバー操作
- ランバーサポート 5段階調整
- 背面高さ 14段階 7cm 調整
- 座面奥行き 6cm 調整
- 4Dアームレスト
- 2Dヘッドレスト
- フットレスト
- 静音キャスター
- ハンガー付き
- 6万円台から購入出来る圧倒的コスパ!
(69,825円でほぼ70,000円ですが、公式サイトで使える3,000円引きのクーポンコードを配布しているほか、各ECサイトでもポイントなどを考慮すれば実質安く購入出来ます。)
が特徴のGrowSpica Pro。
僕の好みで言えば、ヘッドレストとランバーサポートはGrowSpica Pro。座面とアームレスト、フットレストはCOFO Chair Premium。
1レバー操作は使いやすくて、ハンガーはおまけ程度に。という感じ。
当初使いづらいと書いていたアームレストも新型にアップデートされて格段に使いやすくなりました。価格はもちろん据え置き。
で、とにかく大事なのが各部位を細かく調節できることとランバーサポート。他のデスクチェアを検討するにしてもこれらの点を大事にすると失敗しないと思います。
安価だけどその分機能や品質もそこそこじゃなくて、Grow Spica ProにしてもCOFO Chair Premiumにしてもそれらがあって今までの常識を覆す手頃な価格というのが本当におすすめなポイントです。
GrowSpica liteは正直薦めないというスタンスでしたが、新たに発売されたGrowSpica EliteとGrowSpica Baseもどちらも魅力的なので、GrowSpica Proの情報を見つつ、そちらを検討するのもいいと思います。
RASICAL公式サイトからの購入は、クーポンコード : TS9LJFSNBM を入れて5万円以上のお買い物で3,000円オフで購入頂けます。家族での使用など複数個購入する場合もRASICAL公式サイトだと割引があってお得です。
デスクチェア周りで一緒に使ってるモノ
フットレスト BOLDERLESS FOOT CUSHION
足を乗せていて肌触りとぷにぷにとしたクッション性の気持ちいいファブリック素材のフットレスト。高級感のあるデザインもすごく好きです。 COFO Chair Premiumのフットレストはリラックスモードでは最高だけど作業しながらという時にはこちらに足を置いたほうがデスクに向かいやすいです。
BORDERLESS FOOT CUSHION レビュー。ファブリック素材フットレスト。デスクの足元を快適に。肌触りとクッションが気持ちいい!
BTOP 大型サイズのズレないチェアマット
60×130×0.4cmの大型のチェアマット。Amazonで購入しました。BTOPというブランド。
これはダークグレーで、他にもブラックやブラウン、ライトグレーなどのカラーで展開。
机が大きいから椅子用のマットのサイズに困るかなと思ったらちょうどいいサイズのが簡単に見つかって、しかも裏面が床に張り付くようになっててズレないっていうやつ。テープとかで貼り付けるんじゃないんだけど裏面に貼り付いてるフィルムを剥がして床に付けると吸着するっていう感じ。
一回貼ったものの、ちょっと位置を動かしたくなって一回剥がしてもう一回貼り付けたんだけど全く問題なくしっかり貼り付いてる。
これを見つける前はマットの裏と床にマジックテープを貼って固定しようかと思ってたので手間が省けてとても良かった。
おすすめのデスクチェア 6選 と デスクチェア周りアイテム 4選