
TALIX DingTalk A1をレビュー。製品提供頂きました。
薄型カードタイプの AI ボイスレコーダー。全指向性5基と通話録音用の骨伝導1基の6基のマイクを搭載。録音範囲は8mと広範囲。この手の薄型AIボイスレコーダーの中では貴重なUSB Type-C充電にも対応。
AIによる文字起こしから要約・ビジュアル付きの記事作成などは非常に高機能で驚くほどでした。
高価な機種ですが、今までに使用した安価なAIボイスレコーダーとの違いはハッキリと感じられ、同じく高価なラインのPlaud Note Proよりもマイクが多く録音範囲も広め。サブスク料金も同水準ながら少し安め。無料プランだと毎月300分までのAI文字起こしなどが可能。
録音性能の高さやAIの高機能さなど、仕事や趣味などで活用できる人には価格以上の価値も十分に感じられそうです。
実際に街頭演説の録音や文字起こし、ビジュアル付きの資料生成などを試しました。
TALIX DingTalk A1 製品仕様

TALIX DingTalk A1 本体のほか、専用ケース・メタルリング・取扱説明書・保証書が付属。
| ブランド名 | TALIX |
| 製品名 | TALIX & DingTalk A1 |
| 本体サイズ | 100.2mm × 61.6mm × 3.8mm |
| 重量 | 40.8g |
| マイク | 6マイクアレイ(全指向性5基 + 骨伝導1基) |
| 集音範囲 | 5〜8m |
| ストレージ | 64GB |
| バッテリー | 連続録音:最大45時間 / 待機時間:最大60日間 |
| 充電端子 | USB Type-C |
| 接続方式 | Bluetooth 5.1 / Wi-Fi |
| 対応デバイス | iOS / Android |
| 主な機能 | AI文字起こし、要約、21言語同時通訳、ToDo自動生成、話者識別 |
| セキュリティ | 暗号化(AES-128レベル)、ISO/IEC 27001、SOC2/3準拠 |
製品スペックからは搭載マイクの多さ、録音範囲の広さに目が行きます。
薄さ3.8Mmの薄型カードAIボイスレコーダー

3.8mm40gと薄型軽量のカードサイズで単体でも使用可能。本体はアルミ合金素材で質感も良い感じ。
5つの全指向性マイクと1つの通話録音用骨伝導マイクを搭載

マイクは全指向性が5基とスマホの通話録音用の骨伝導が1基の6つ搭載。本体の上下面に2つずつ、左右側面には1ずつマイクと思われる穴があります(右側面にはそれらよりも小さい穴も1つ。)
見やすいカラーディスプレイ

カラーディスプレイの表示も非常に見やすい。
薄型なのにUSB Type-C充電に対応

嬉しいのはこの薄さでUSB Type-Cを搭載していること。他社のこの手の薄型のAIボイスレコーダーは薄型ゆえUSB Type-Cポートを搭載せず独自規格の充電端子が使われていることがほとんど。

USB Type-Cでの充電に対応しているので他のスマホなどの機器と同じ充電ケーブルを使い回せます。
独自形状の充電器などだと、充電器をなくした場合に替えが効かなかったり、充電できるシーンが限られたりしてしまいます。
MagSafe対応のマグネットが内蔵された収納ケース付き。

MagSafe対応のマグネットが内蔵された収納ケース付き。

本体をケースに入れてiPhone の背面にMagSafeで装着。
操作方法

操作は本体の2つの物理ボタンかスマホアプリから。
左の細長いボタンが録音ボタン・右側が音声ボタン。
録音ボタン:
◦ クリック: ディスプレイ点灯
◦ 2秒長押し: 録音開始/停止
◦ 3秒長押し: 電源オン
◦ 8秒長押し: 電源オフ
◦ インジケーター: 赤ランプ点灯で録音中、消灯で停止
音声ボタン:
◦ クリック: ディスプレイ点灯
◦ 長押ししてる間: 音声メモ録音
思いついたことをちょこちょこ録音するような日常の音声メモには音声ボタンが便利。会議などしばらく録音し続けるときには録音ボタンで。
実際に使用してみました

実際に使用してみました。
IPhoneにつけておかなくても単体で使用できるし、Bluetoothで接続していれば録音中もアプリ側で状態の確認やリアルタイムでの文字起こしなども確認できます。

録音直後のデータ。

録音した音声をAIによる文字起こし・議事録生成。

議事録の生成には使用するプロンプトの入ったテンプレートが用途に合わせてたくさん用意されていて、自分でカスタマイズして作成することも。
録音と文字起こし

文字起こしは話してる最中にリアルタイムで表示することも出来て、はじめは不安になるくらいボロボロなようですが、話してるうちに文脈に合わせて前の部分も整えられていき、概ね意味が通るように。

文字起こしや議事録の生成をすると録音のタイトルも自動生成されました。
↑先日の衆院選の街頭演説を気に入った時にテスト録音してみました。
ちょうど 8m 前後くらいの距離はあった気がします。 周辺は同じく聞きに集まっている群衆や道路を走る車などの音もたくさん入っていましたが音声もクリアに録音できていて 文字起こしもばっちり。
別のイベントでも10m以上離れた距離でも問題なく綺麗に録音できていました。

販売ページには日本語音声に特化した大規模モデル訓練を初めて実施したという記載があり、具体的には単に日本語に対応しているだけでなく、日本語音声データだけで約100万時間という学習量、そして標準語だけでなく、地方のアクセントや訛りにも対応できるよう20種類の地域アクセントを学習したことなどが挙げられています。
文字起こしや要約など作成した後は下部の「なんでも聞いてください」と書いてあるエリアからAIへ質問なども。単なるレコーダーではなくさすがAIアシスタント。
AI議事録・ビジュアル付き要約

さらにすごいのが このビジュアル付き 議事録 生成。AIアシスタントというだけあって、今までだったら録音して、文字起こしして、さらにそれを用途に合わせて整理したりと段階を踏んでいたのを全部やってくれます。
データもこのままでも問題なさそうなくらい綺麗に作られていて日本語にもおかしなところがありません。
録音した音声から文字起こしやビジュアル生成したデータなどどれもエクスポート可能。

全ての項目でテキストの手動入力もできるので手動での調整や修正も可能なあたりが本当に実用できると感じます。

セクションの項目では録音データから 時系列順にその時間に話していた内容の要約が表示されてその箇所をタップすればその部分から音声の再生もできるので、生成された資料と実際の音声の照らし合わせなど、長時間の録音データの振り返りも 簡単。
豊富かつカスタマイズ可能なテンプレート

先に紹介したAI議事録などの生成には、使用するプロンプトの入ったテンプレートが用途に合わせてたくさん用意されていて、自分でカスタマイズして作成することも。
用途に合わせたテンプレートを選択することで、業種や業界に合わせた利用しやすい形式の議事録や要約を生成させたりできそうです。正直ここまでやってくれるのかと驚くばかり。
とはいえ、実際に使用する中では僕なんかはむしろ難しいことをしたい場合ばかりでなく、簡単な箇条書き程度で良い時には箇条書きでまとめるといった簡単なプロンプトのテンプレートを作ったり、自分の独自のフォーマットに整えたいことも多いのでテンプレートを1から作成するのが結局便利だったりします。
TALIX DingTalk A1 はこんな人におすすめ

TALIX DingTalk A1 AIアシスタント ボイスレコーダーをレビューしました。
AIボイスレコーダーの中でも高価な機種ですが、搭載されているマイクの数 (6基)や録音範囲の広さ(8m)などはPlaud Note Proのマイク4基・範囲5mを上回りますし、USB Type-C充電に対応してるのも非常に使いやすいところ。
AIを使用した文字起こしや要約・議事録生成なども本当に高性能で、高価なだけの価値は確かにあると感じました。
また、AIによる文字起こしは月300分まで無料、1500分までが年額15,000円・月額2,480円、無制限だと年額36,000円月額4,280円となっています。これも決して安価ではありませんが、Plaud Note Proと比べて年払いの月当たりで比較すると少し安いくらいの同水準なので許容範囲ということになるかと思います。(各プラン文字起こし時間に制限があり、議事録生成などは使用する上で文字起こしされている必要がある)
月に何回かある会議や打ち合わせなど無料の300分に収まるくらいの用途の人には安心しておすすめ。常時使うのには面倒な手段ですが、少し超えるくらいの時に仕方なく使うなら録音だけして音声データをエクスポートして、文字起こしは有料契約があればGeminiやChatGPTなどを使う手も。
しかしめちゃめちゃ便利なだけにガッツリ使うとあっという間で、僕もこの試用期間毎月無料の300分は使い切ってしまいっています。他のAIボイスレコーダーも使ってるので有料プランの契約はしていませんが、ガッツリ使う用途ならは有料プランも視野に入れられる人におすすめです。
本体価格・サブスク料金などはかかるものの、高性能なのは確か。マイク性能や録音範囲、AI機能の活用など仕事や趣味などで役立てられる人ほど十分にその価値は感じられると思います。
僕の場合は別のAIボイスレコーダーを常時録音するような使い方もしているんですが、そういう使い方だと最上位の無制限プランが必要になってしまいますし、有料プランは避けたいという人には難しいところ。録音性能やAI機能は落ちてもサブスク費用をかけずに長時間使いたいという用途には安価な機種を選ぶのも良さそうです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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