
MOKIBO Fusion Keyboard 2.0 ユニバーサルタイプをレビュー。ヤベツジャパンより製品をご提供頂きました。
モバイル用途に便利なスタンドに変形するカバー付きの極薄キーボード。3台のデバイスとの接続を簡単に切り替えられます。そして最大の特徴はキーボード上がタッチパッドにもなっていること。両手をキーボード上に配置したままトラックパッドのようなタップやスクロールジェスチャー操作が出来ます。感度も良好!
様々なデバイスで使えるユニバーサルタイプはスマホ用という表記もあって、他に大きめサイズでケース一体型の専用モデルiPad 11インチ用と12.9インチ用もラインナップ。
詳しく紹介していきます。
MOKIBO Fusion Keyboard 2.0

MOKIBO Fusion Keyboard 2.0は、韓国のスタートアップ企業innopressoが開発した、キーボードとタッチパッドを融合させた革新的なデバイス。
最大の特徴は、キーボード上がトラックパッドとして機能すること。特別な切り替えボタンはなく、タイピングしてた状態からそのまま指を滑らせるだけでカーソル操作ができ、上をトンと叩けばタップやダブルタップも出来ます。
薄いので持ち運びもしやすくて、iPadやスマホ、PCなど最大3台のデバイスとペアリングして簡単に切り替えられるのも非常に便利。今回頂いたユニバーサルタイプはカバーがスタンドになるタイプで様々なタイプのデバイスと組み合わせて使えます。
ブランド名 | MOKIBO |
---|---|
製品名 | Fusion Keyboard 2.0 (ユニバーサルタイプ) |
サイズ | 折りたたみ時 約 258 x 142 x 9 mm (実測) |
重さ | 約 301.0 g (実測) |
キー配列 | 英語配列 |
キーピッチ | 約18mm(メインキー) |
接続方式 | Bluetooth 5.2 3台までペアリング可能 |
バッテリー | 590mAh (1回の充電で最大60時間使用可能) |
対応OS | iOS, iPadOS, MacOS,Windows, Android |
その他 | カバー開閉で電源オンオフ 生活防水仕様 |
価格 | 15,400 税込 |
中にはキーボード本体と説明書が同梱されていました。

本体を取り出してまず驚くのはその薄さと軽さ!約245gで 厚みは7.5mm。持ち歩いて使用する想定をしていたのでこれは嬉しい。とはいえ、平面のサイズは小さくはないのでバックパックとか立てて入れられるならいいけど小さなポーチやショルダー、サコッシュとかだと入らないモノが多そうです。

開くとキーボードがお目見え。デザインやサラサラした質感も良いしカバーのキーが触れる面は傷つけづらい素材になっていて持ち歩くのにも安心。
キーボードよりも前面、背面のカバー部分が前後左右、少し大きめなのが見て取れます。これのおかげで落下した時にキーボードを直接打ち付けない設計。
キーピッチは約18mmキーの隙間は0.7mm。

側面に充電用USB Type-Cポートを搭載。


カバーはタブレットやスマホを立てかけられるスタンドに変形。

スタンドが不要なシーンでは折り返せばよりコンパクトに。
標準ではキーボードのメインのキーエリアの右半分/左半分のどちらかを切り替えてトラックパッドのように使えます。そこからメインのキーエリア全域に拡大することも。左手をタイピングに待機したまま右手でトラックパッド操作などの使い方が多いと思うので半分のエリアでも十分なことが多いです。
このタッチパッドを搭載してるのが最大の特徴ですが、これがどの程度反応が良いのか、実用出来るのかと半信半疑でした。実際のところ使用感はとても良好。タイピングからトラックパッド操作、そしてタイピングと非常にスムーズに反応してマウスに手を動かすことなくキーボード上だけで操作出来るし、トラックパッド上でのピンチやジェスチャー操作も使える。
じっくりタイピングする時などはFn+CapsLockでタッチパッドをオフにした方が予期せず他の指が触れてカーソルを動かしてたなどの誤操作が起きません。

使用可能デバイスはMac、iPhone、iPad、Windows、Androidなど。FキーなどはFnキーと組み合わせてマルチメディアキーにも。下部の赤いボタンはタッチパッド使用時の左クリックとして使えます。

右の3つのLEDは接続機器と点灯カラーで使用OSの種類を表しています。↑の場合はBluetooth 1に登録してる機器と接続していて白点灯はiOS・iPadOS。

各OSと選択カラーは以下の通り。iOS・iPadOS :白、Android :緑、Dex :オレンジ、Windows :青、MacOS :水色。
キータイピングの使用感

実際にiPad miniで、カバーをスタンドにして使用するとこんな感じ↑。
とにかく実際に使う上で特に大事なのはタイピングとタッチパッドの使用感だと思います。
まずタイピングに関していうと、キーピッチは約18mmキーの隙間は0.7mm。キー自体は小さくないけど隙間なく敷き詰められているので慣れるまでは打ち間違いも多くありました。特にエンターキーが大きくなく周りにもギュッとキーが配置されてるのでこの辺りでミスが多い。タッチパッドとしてに使えるように表面はほとんど隙間や段差なくフラット、キーボード自体も極薄でペタンとしているのも普段使用してるキーボードとは感覚が違い慣れが必要でした。
でもキーの打鍵感自体は悪くありません。音にするとパチパチ、ペチペチといった感じ。慣れはいると思うし、打鍵感がベストということはないけど、特徴であるタッチパッドやモバイル用途での魅力の方が大きいので全然良いなという感じ。
ちなみに製品を頂いてそろそろ1ヶ月というところで、Mac、iPad、iPhone、AndroidベースのXREAL Beam Proなど色々な機器で試していて、この記事も移動中にiPhoneで直接打ってる他は全てMOKIBOFuision Keyboard 2.0で作成しています。
タッチパッドの使用感

そして肝心のタッチパッド。特にタイピングからタッチパッド、またはその逆の操作へ切り替えるための操作などは要りません。
キーボード上での指のスライド操作がちゃんとトラックパッドのように認識されてマウスカーソルを動かせるし、iPadやiPhone側の設定でタップとダブルタップにも機能を割り当てられました。MOKIBO Fusion Keyboard 2.0の機能で上下左右のスクロールやホーム画面への移動やアプリの切り替えなどなども2本指、3本指でのジェスチャー操作が使えます。反応も良好だし動作もスムーズ。
簡単なショート動画にしてみました。

正直半信半疑だったその使用感は覚悟していた以上というか期待以上というか、とにかく、めっちゃいいじゃんと思いました。

元々置いてあるiPadに何か操作をするなら手を伸ばすよりもマウスやキーボードで操作する方なので、これが1台で全部使えること、そしてキーボードから手を動かさずにそのままタッチパッドを操作できるのが非常に便利です。
カバーをスタンドにせず折り返して使うとこんな感じ。iPad mini のケースは同じくmokiboのフリーアングルをご提供頂きました。

iPad Air 4 11インチだと横幅がぴったり。
iPhoneでもキーボードやトラックパッド操作が出来る

iPhoneでももちろんマウス操作やトラックパッド操作が出来ます(MOKIBO Fusion Keyboard 2.0 ユニバーサルタイプに限らず)。充電器などに置いてあるiPhoneを遠隔で操作したりも。

MOKIBO Fusion Keyboard 2.0 ユニバーサルタイプなら少し横幅がはみ出すけどiPad miniと一緒に並べることも。

縦置きもいける。
ARグラスのXREAL OneとAndroidベースのXREAL Beam Proでもこれ1台でPCのように

XREAL Oneは接続しているデバイスの映像をグラスを通してあたかも空間に大画面表示してるかのように見えるARグラス。XREAL Beam ProはAndroidベースの独自OSを使用していますがMOKIBO Fusion Keyboard 2.0がちゃんと使えました。
ウインドウの空間移動は出来るけどサイズや距離の変更はBeam Proを持たないとおそらく出来なかったりと全ての操作をMOKIBO Fusion Keyboard 2.0だけでするのは難しかったけど、ウインドウの配置など整えてしまって、じっくり作業をするキーボードとカーソル操作などにはMOKIBO Fusion Keyboard 2.0だけで十分。これだけ↑の荷物で出先で大画面の仮想モニターと、キーボードとマウスに相当する作業環境が作れてしまいとても便利。
MOKIBO Fusion Keyboard 2.0のキーボードの角度を調節

これは公式には案内されてないので、想定された使用方法ではなさそうですが、スタンドをデバイスを置くためではなく、下に回すことでMOKIBO Fusion Keyboard 2.0に角度をつけて使用することができました。極薄なおかつフラットな点で打ちづらさを感じていたので試してみたら出来ました。スタンドの使い方を変えてもっと急な角度をつけることも。
この1ヶ月くらい使用していても、キーの配置されてるエリアをタイピングしたりする分にはグラつきなどもなく非常に安定していますが、公式に推奨されてる使い方ではないので、長期間の使用でスタンドに問題が出ないかなどまではわからず自己責任で、とはなるものの、僕は非常に気に入っています。

仕事場ではMacのキーボード兼トラックパッドにも使用していて、普段は慣れてるキーボードとマウスで良いけど、お客さんを別室に待たせてる時などあまりマウスの音を立てたくない時にタッチパッドで作業出来たりと便利です。
元々そのためだけにAppleのトラックパッドを買おうか検討していたくらいだったので、出先での作業にも役立つMOKIBO Fusion Keyboard 2.0がその役割で普段使いもできて非常に嬉しい。
MOKIBO Fusion Keyboard 2.0 ユニバーサルタイプ レビューまとめ

MOKIBO Fusion Keyboard 2.0をレビューしました。
キーボードとタッチパッドを融合した非常に便利なデバイス。アイデアは魅力的だけど肝心の使用感は?と疑わずにいられなかったけど期待以上の使い心地で驚きました。めっちゃ良い。慣れは必要だしまだ長時間は疲れるけどモバイル用途にはとても便利。これ1台で出先で複数デバイスにキーボードだけでなくマウスやトラックパッド用途まで対応できるのも嬉しい。それでいて普段使いにもメインのMac用のキーボードではマウスより静音で使えるトラックパッドとして。iPadやiPhone用として。普段からiPad用にもマウスを1つ置いてたのでより幅広い用途で使えるMOKIBO Fusion Keyboard 2.0と入れ替えて使っています。
機能性とかよりもとにかく好みの打ち心地が、という人はもちろんお好みのものを使うのが良いと思うし、キータイピングには慣れもいるけど、これ1台でキーボードから手を離さずにトラックパッド操作が出来る便利さや荷物を減らせる点などが魅力に感じる人なら十分実用しようと思う範囲だと思います。
色々なデバイスで使いたいのでユニバーサルタイプを選びましたが、iPadの11インチや12.9インチなどだけで使用すると決めてる人は専用モデルも選択肢に。
mokiboのiPad カバーも紹介しています。

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最後までご覧いただきありがとうございました。
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