MATECH MagOn Ultra Blade 5000をレビュー。Qi2対応かつ極薄mmモバイルバッテリー。容量は5,000mAhと控えめですが、その分軽量で極薄、コンパクト。少し前に7.8mmのMagOn Blade 5000が販売されていてそれのアップデート版でさらに薄くなったようです。
今までも同じくらい薄型のモバイルバッテリーを気に入って使っていましたがワイヤレス充電の規格が従来のQiだったのでiPhoneには最大7.5Wと充電速度が遅いのは仕方のないところでした。そして今回最新のワイヤレス充電規格 Qi2に対応した本製品を見つけたので購入。
実際に従来のQi規格のMagSafe対応モバイルバッテリーと充電速度を比較してみたところ明らかに速く充電出来ることが確認出来ました。充電速度の比較も記事内で掲載しています。
MATECH MagOn Ultra Blade 5000 製品仕様
| ブランド | MATECH |
| 製品名 | MagOn Ultra Blade 5000 |
| サイズ | 約 10.5 × 6.8 × 0.755 cm |
| 重さ | 約 120.2g |
| バッテリー容量 | 5,000 mAh |
| USB Type-C 入力 | 最大18W |
| USB Type-C 出力 | 最大20W |
| ワイヤレス充電 出力 | Qi2 最大15W |
| 同梱品 | 本体・USB Type-C to Type-A ケーブル・取扱説明書と延長保証などの案内 |
| その他 | 低電力モード・パススルー充電 |
説明書はQRコードからアクセス出来る上に、QRコード部分はシールになっていて8枚もあるので、製品やメモ帳に貼ったりしていつでもアクセス出来るようになっています。さらにパッケージ背面のセキュリティシールを削るとシリアルコードがあって製品登録出来ます。保証期間が1年延長に。
MATECH MagOn Ultra Blade 5000 本体。サイズは約 10.5 × 6.8 × 0.755 cm。同社のマグネット式のモバイルバッテリーはMagOn ~となっていて似た名前の製品もありますが、今回のQi2対応の極薄タイプは「MagOn Ultra Blade 」で本体にも記載されています。Qi2非対応のMagOn Ultra Slimとかもあるので一見すると間違えてしまいそうなので注意。
7.55mmとめちゃめちゃ薄い。Qi2非対応の方は6.9mmとさらに薄いけど、0.6mm程度の差で充電速度は明らかに速くなるのでこちらの方がはっきりとおすすめ。
さらに前まで使用していたTORRASの極薄タイプでQi2非対応の5,000mAhは8mm。それでも十分めちゃめちゃ薄くて気に入ってたし今もサブ的に使用してるので今回のMagOn Ultra Blade 5000がいかに薄いかという話。
ワイヤレス給電エリアにQi2の記載。
底面にはLEDランプが5つ。一番左はワイヤレス給電時に点灯、残り4つはバッテリー残量表示。
USB Type-Cポートは入力・出力に対応。
一番右は残量表示ボタン。一回押しで残量表示。二回押しで低電力モード。端末を重ねると自動でワイヤレス給電が開始し、給電中に長押しで給電を停止。そのあと一回押しで給電を再開。
Qi2とQiのモバイルバッテリーの充電速度を測定して比較
iPhone 16 Proに付けてQi2のMATECH MagOn Ultra Blade 5000とQiのTORRAS MiniMagでワイヤレス充電して10分ごとのバッテリー残量を計測しました。充電の具合は様々な要因で変動するので毎回全く同じペースでは充電できません。あくまで参考程度で。
| 充電時間（分） | Qi2 | Qi |
| 0 | 0 | 0 |
| 10 | 10 | 6 |
| 20 | 25 | 14 |
| 30 | 38 | 21 |
| 40 | 49 | 29 |
| 50 | 58 | 36 |
| 60 | 64 | 43 |
| 70 | 71 | 51 |
| 80 | 79 | 58 |
| 90 | 80 | 66 |
| 100 | - | 73 |
| 110 | - | 77 バッテリー切れ |
Qi2とQiの充電速度の差はハッキリと表れています。特にバッテリー残量50％くらいまで。そのあとはiPhone側で充電速度が抑えられるので変わらず。これから買うならわざわざQiを選ぶなら価格差があって安いのを優先するくらいの理由かと思うけど、今持ってるQiからQi2対応に買い替えるかどうか迷うならちょこちょこ充電を継ぎ足す使い方ならQiで良いとも言えるかもしれませんね。
どちらもバッテリー切れの状態からスタートしていて起動までに電力がいると思うので最初の10分の充電量が少なめに見える結果に。
iPhone 16 Proを80％までしか充電されない設定にしてるので80％で止まったんですが、どれくらい残量があるか確認するために他のiPhoneにつけたところ結局ほとんど充電出来ずに切れたのでiPhone 16 Proを80％程度充電出来るとみて良さそうです。
発熱は他のモバイルバッテリーもこれくらい熱くなるよね、という範囲で熱くなります。特に0〜30％くらいまで充電してる時。心配するほど熱くはなりません。
僕の場合は普段使いには80％充電できれば十分で、今までも5,000mAhをメインに使ってきたので容量に不安はありません。iPhone用に、ということなら10,000ｍAhのモノを持つよりも5,000mAhを2つ持つ方が好みなので、これまでのQiの方もサブ的に引き続き使っていきます。
7.55mmの極薄が携帯性・使いやすさ 抜群
以前からiPhoneの普段使い用のモバイルバッテリーとしては、モバイルバッテリー単体で荷物としてかさばらないことやiPhoneに付けて充電しながら手に持って操作したり、ポケットに入れやすいことなどを重視して薄型のものを好んできました。
そんな中これまで使ってきたQiのMagSafe対応モバイルバッテリーと比べてハッキリと充電が速いのにさらに薄い。正直厚さに関しては8mmでも全然満足していたけど、やっぱり充電速度に関してはもう少し早ければなと思ってたのでQi2は素晴らしい。
MATECH MagOn Ultra Blade 5000 はこんな人におすすめ
MATECH MagOn Ultra Blade 5000 をレビューしました。
僕と同じくiPhone用にはとにかく薄型で持ちやすさや携帯しやすさを求める人にはめちゃめちゃおすすめ。
薄いからバッグに欠かさず入れておけるし、充電しながらもiPhoneを使いやすい。
充電速度を求める場合にも必要に応じて、という感じならUSB Type-Cポートがあるので有線で使えます。
容量を求める場合でも5,000mAhを複数持つという選択肢もあって使用時は薄いものが使えるメリットがありますが、それぞれ充電しなきゃいけなかったりもするし、とにかく容量の大きいもの1台で済ませたい場合には用途に合わせて10,000mAhや20,000ｍAhなど合いそうなモノを選ぶのが良いと思います。
僕自身が使用してる他のモバイルバッテリーも用途や特徴とともに紹介してるのでMATECH MagOn Ultra Blade 5000が合わなそうな人はよろしければそちらも是非。
充電環境紹介。用途別の充電器からモバイルバッテリー、ポータブル電源、ソーラーパネルまで。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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