CZURのポータブルスキャナー Lens Pro をご提供頂きました。
現在Makuakeでクラウドファンディング中、ポータブルスキャナーかつWebカメラやデスクライトにもなる製品です。
僕自身日頃からScanSnapというドキュメントスキャナをめちゃめちゃ重宝してるので、また違ったタイプのスキャナということで期待を持って使用させて頂きました。CZURのスキャナー製品、高価格帯の機種と比べて搭載されてない機能は少ないのに価格はめちゃめちゃ安くなって携帯性に優れたポータブル版という感じ。
何でもかんでもスキャンしてるので出先で急に必要になったデータなんかもすぐにMacでもiPadやiPhoneでも確認出来て紙類のデータ化はもう欠かせません。何でもスキャンして送っていうのが重要で、何年も前の物事で、書類があったかどうかの記憶はなくても検索してみればちゃんと出てくるっていう風になってくるし、些細な書類で捨てようか少しの間だけ取っておこうかみたいな微妙なものもスキャンして即捨てるっていうルールだと不要なモノが溜まらずに散らかりづらくなります。
CZUR Lens Proは、プリンターなどの複合機のように書類を挟んでスキャンするタイプや、ファクスのように書類を吸い込んでスキャンするタイプのスキャナーと違って、置いた書類を上から撮影する形でスキャンするタイプのスキャナー。
僕は裁断機も所有していて本とか冊子類もバラバラにしてスキャンしたりしているんだけど、やっぱり切断するのは手間だし、何かと切断したくないものもあるので切断せず冊子のままでもページをめくるのを検知して自動スキャンしてくれるという点と、スキャナに吸い込ませるのが難しい形状や素材のモノでもスキャン出来るという点に期待してました。
大量の書類を一気に連続で読み込むのには不向きだけど、ペライチの紙みたいな状態でなくても何でもかんでも綺麗にデータ化出来るのでは?と期待していたんだけど、実際に使用してみると光の影響を受けやすい素材には不向きという問題も。レシート類やコピー用紙に印刷されたり手書きのモノ、普通の本なんかは綺麗にスキャンできたけど、光沢のある素材のものは綺麗に撮るというより内容を確認出来る程度に保存する目的なら。というくらいで考えた方が良さそうでした。そういう点を踏まえてちゃんと目的に合ってれば手めくりの自動スキャンや検索可能なPDFへの変換など便利に使えそうです。
そもそもがポータブルスキャナと謳われてることもあって、とにかく身の回りの書類を何でも気軽にデータ化しようという用途には据え置きのスキャナの方が向いてるなという印象になりましたが、携帯性に優れてることが重要っていう人やデスクライトやWebカメラとしても使用できるという点が魅力になる場合には良さそうです。
CZURのポータブルスキャナー Lens Proは現在Makuakeでクラウドファンディング中。
「複合機」から「持ち運ぶ」時代へ。ポータブルスキャナーCZUR Lens Pro|マクアケ - アタラシイものや体験の応援購入サービス
CZUR Lens Pro パッケージと付属品
パッケージ
パッケージの時点でスキャナが入ってるとは思えない軽さでびっくりしました。
付属品一式
ケーブルを挿せばすぐ使用出来ます。本体の底面がこんな感じ。ケーブルを通す溝が3方向にあるので設置するときにケーブルを逃しやすいですね。
CZUR Lens Pro 製品仕様
製品名 | Lens Pro |
サイズ | 幅 10.5 × 奥行き 7.85 × 高さ 35.2 cm |
重量 | 427g |
センサー | CMOS |
画素数 | 1200万 |
解像度 | 3968 × 2976 |
プレスキャン | 0秒 |
スキャンサイズ | ≦A4 |
スキャン速度 | ≦1秒 |
フォーマット | JPG,TIFF |
カラー | 24bits |
動的ファイル出力形式 | MP4 |
静的ファイル出力形式 | JPG,PDF,Word,Excel,サーチャブルPDF |
スキャン方法 | PC ソフトウェア CZUR Lens |
DPI (デフォルト) | ≈330 |
ビデオストリーム形式 | MJPG,Switchable YUV |
ビデオパラメーター | MJPG 4032x3024 @15fps |
USB Type | USB-A 別途オプション品 USB-Cコネクタ 有り |
ライト | LEDライト |
光量調整 | なし |
フォーカスモード | 固定焦点 |
対応OS | Win XP / 7 / 8 / 10 / 11 mac OS 10.11以降 |
CZURの他機種との違いは?
高価格帯の製品は
- A3サイズに対応。
- 歪みを補正する機能
- フットペダル
- 光の反射、映り込み軽減のサイドライト
などが搭載されてるようです。
それに対してLens Proはそういった機能を削ぎ落とすことで小型軽量化。
そして何より価格をShine Ultraが31,900円に対してLens Proが14,980円(Makuake限定価格)と大きく下げることを実現したようです。
CZUR アプリ Lens Pro
データ編集画面
アプリを起動するとこの画面。スキャンして生成した画像を編集したりPDFなどに変換したりできます。スキャンボタンからスキャン画面へ。
スキャン画面
実際にスキャンする場所にモノを置けば真ん中にリアルタイムで表示されます。
自動で書類の数を認識してバラバラのファイルにしたり、表裏を一つのファイルにしたり手動で範囲を設定したり、手めくりを検知して自動でスキャンしたりなんかが選べます。
ビジュアルプレゼン画面
スキャンするんではなくて手元をリアルタイムで写してプレゼンなんかに使えるモード。手書きを加えたりなんかも。
CZUR Lensのアプリ上だけでなく普通にZoomなどでWebカメラとしても使えるのでその辺は後半で紹介します。
アプリはこんな感じ。使用感としては固まることがあって完璧とは言えなかったけど終了させて再起動させたりとかはスムーズで復旧には手間取りませんでした。今後のアップデートにも期待。
ここまではCZUR Lens Proとそのアプリがざっくりとどんな感じのものなのか紹介してきました。ここからは実際に具体的な使用感を紹介。
CZUR Lens Proの使用感を紹介
使用するにはPCと接続します。僕はMacと繋いでるドッキングステーションに。通電すると正面の白い縦線の部分が点灯しました。
ライトとして使用するだけならPCと接続せずにモバイルバッテリーなどでも使用出来ました。
スキャンするにはPCと繋がないといけないのが一手間だったり、普段からライトとして使用するにしても配線に気を遣うことになるので、給電はUSBでもデータのやり取りがWi-Fiだったらより気軽に使えて良かったですね。
マットは本体と接する部分が窪んでるので迷わず設置できます。
開くと自動でライトが点きます。
ここのボタンでライトのオンオフ。土台は固定したまま上の部分が時計回りに180°回転します。
こんな風に。
マットを敷いてケーブルを繋ぐだけで使用準備が完了。
レシートをスキャン
早速スキャンしてみます。Macにアプリをインストール。インストール後も設定項目はほとんどなくすぐに使えます。
画像ではスキャンした結果とスキャナ周りをまとめて写せるようにMacの画面をiPadで見せています。iPadアプリがあるわけじゃないです。
折れたり、くしゃっとしてたりするんだけどライトの効果もあってとても綺麗に写りました。
検索可能なPDFも生成出来る
ただスキャンを押すだけだと自動的に画像ファイルになるんだけど、さらにアプリ内で色んなファイルに変換できます。
画像は左がスキャンして自動生成される画像ファイルで、次がPDFファイル、その次がテキスト内容も認識される検索可能なPDF。選択項目をコピーしたり検索したりできるPDFも簡単に作れます。
一番右がアプリ上のスキャン結果を写してる画面。
複数の書類もまとめてスキャン
何かを購入した時にステッカーとか付いてくることありますよね。僕の場合はガジェット類とかCDなんかの類でよくあるんだけど、何に貼るわけでもないけど好きなブランドやバンドのステッカーとかってなんか大事に取っておいちゃうんですよね。
そんなものも綺麗にデータ化して保存して置けたらいいかなと思ってスキャンしてみました。3つのステッカーを並べてスキャンすると、3つそれぞれが1つずつのデータにできました。設定の変更で一つのデータにまとめたりも出来ます。複数のレシートや名刺なんかをまとめてスキャンさせても別々のデータにするっていう感じで使えます。
ここまではもう期待通りですごく良かったったんだけど、
光の影響を受けやすい素材は苦手
先ほどと同じように今度はAppleのステッカーをと思ったら台紙が半透明で光の影響を受けてしまって、画像だとわかりづらいけどiPadの方に映ってるのも台紙だけでなく黒の部分にも色のムラが出てしまったり、銀色のリンゴマークもほぼ白な感じに。
光の影響を受けると綺麗にデータ化するのは難しいようです。
今回一番期待してたのはレシートとかそういうペライチの紙みたいな素材じゃなくて、ScanSnapみたいなドキュメントスキャナに取り込めない形状や素材、冊子や固い厚紙とか、紙ですらなかったり平面じゃないようなモノのスキャン。
だったんだけど、例えばこんな感じのCDの歌詞カードみたいな小冊子でも光の影響を受けて白く光ってしまいました。光沢のある素材は、読めればいいとかなら大丈夫だけど思い出の品とかを綺麗に保管するという用途には向かないと感じました。
コントラストの調整とかもできるけど流石に白く写っちゃうとどうしようもなかったです。
対処法は本体ライトをオフにして外部ライトで調節
場所を動かして光を避けてスキャンすることも出来るけど、かなりサイズを選ぶことになっちゃうし、それでも多少影響を受けてる。
本体の光をオフにした上で、部屋の環境を明るくしたり横から別の照明で光を入れたり工夫すればある程度は綺麗にスキャンすることもできるけど、無理なく出来る部屋環境の場合はまだしも、いろいろ照明を整えて、となると手軽さはだいぶ失われます。
それでも工夫すれば白く光るところはありつつも読めればいい程度のスキャンならそんなに苦労せずできるので、綺麗に保管する用途でなく、読めればいいという用途なら実用範囲だと思いました。実際出先で必要に応じて内容を確認出来ればいいとかで読めればいいくらいのこともたくさんあります。
また、CZURのAuraシリーズ、ETシリーズには光の写り込みを軽減するサイドライトが搭載されてるそうです。
透明アクリル板をブックプレッサーに
例えば透明なアクリル板などを乗せて押さえつけることでページを浮かせず歪んでない状態で撮影することが出来ます。ページが浮いたりして角度が付いちゃうと光の反射で白くなってしまうのがより目立つので少しマシになりました。でもライトの光源やレンズが大きな範囲ではないけど写り込んだりしちゃうので、そういう余計なものが一切ない綺麗なデータ保存をと思うとかなり難しかったです。
あくまで読めればいい内容のデータの保存にならという感じ。
手めくりの自動スキャン機能を動画で
こんな感じの小冊子を手めくりの自動スキャン機能を使ってデータ化してみました。ちなみにこれも本体ライトをオフにしてモニターにかけてるデスクライトから光を入れて影響を抑えてます。
ページに動きがあるとめくられたと判断して自動でスキャンしてくれて、左側に並んでるスキャン後のデータが増えていってます。途中めくったわけじゃないけどページが揺れただけみたいなのもめくられたと判断して撮影されてるのがわかるんだけど、後でまとめてPDFにするときとかに選択して削除することもできるし、PDFとかにして読む時に重複してるページがあったらその場で削除してもいいと思うのでそんなに問題にならないかなと思います。
動画の中でもどうしても光ってしまう部分の方が目についたかと思いますが、普通の紙の本だと光沢のある表紙などを除けば本体のライトをつけていてもとても綺麗に撮影できたので、基本光沢のない紙素材向けのモノだと考えるのが良いのかなと思います。普通のコピー用紙に印刷したものや手書きのものなんかもとても綺麗に保存できました。
Webカメラとしても使える
CZURのポータブルスキャナー Lens Pro はWebカメラとしても使えます。スキャンするときと同じように設置すれば手元を写すカメラに。Zoomなら共有設定で第2カメラなんかにして自分を写すメインカメラと手元を写すLensProというような使い方も。
さらに折りたたんでる時は穴の部分にレンズが来てるのでこのアングルでも使えます。流石に自分の正面に置いて通常のWebカメラのように使うには低すぎるかなと思うけど、用途や工夫によってはうまく使えるかもしれません。折りたたんでる状態からレンズのある上の部分を起こしていく途中の角度でも写せます。
CZURのポータブルスキャナー Lens Proは現在Makuakeでクラウドファンディング中。
「複合機」から「持ち運ぶ」時代へ。ポータブルスキャナーCZUR Lens Pro|マクアケ - アタラシイものや体験の応援購入サービス
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