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ポータブル電源・ソーラーパネル

BLUETTI ポータブル電源 EB55 レビュー。ソーラーパネルとの普段使いで活用の幅が広がった!

2023年2月6日

BLUETTI ポータブル電源 EB55

BLUETTI ポータブル電源 EB55 をレビュー。製品をご提供頂きました。

リチウムイオン電池よりも安全性が高く、経年劣化も少なく寿命が長いというリン酸鉄リチウムイオン電池を使用したポータブル電源。

容量は537Wh。扱いやすいサイズで普段使いしながらもしもの時に備えるとか、日帰りや1泊程度のアウトドアでのお供に。

動作も軽快だし前面に全てのポートやコンセントが集まってる点なども使いやすいです。スマホアプリには非対応。

ソーラーパネルと合わせて使用して、太陽光充電した電力を普段使いしながら、停電時や災害時などいざという時の備えにも役立っています。

BLUETTI ポータブル電源 EB55 のメリット・デメリット、製品仕様や実際の使用感などを紹介します。

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日常の色んな機器への充電を全部ソーラーパネル経由で蓄電した電力で賄ったり、デスク周りで小型のストーブやマッサージ機なんかも。決してすごく電気代が浮くほどではないけど、幾らかの節電・節約にもなるし、そもそも太陽光で蓄電出来るというのが何だか嬉しかったり、普段なら使うほどでもないかなというタイミングでもどうせ明日また晴れるからフル充電されるし使っとこうみたいな感じで積極的に色んなモノに普段使いできながら、いざという時にも役立つ備えになるのがいいです。

生活のすべての電気には程遠いけど一部の電気を自家発電、プチ自給自足という感じ。充電を繰り返しても劣化の少ないリン酸鉄リチウムイオン電池なのもそうやって気軽に使う上で嬉しいところです。

一緒にご提供頂いたソーラーパネル PV200と合わせて使用しています。

BLUETTI ポータブル電源 EB55 の評価

BLUETTI ポータブル電源 EB55 パッケージ
BLUETTI ポータブル電源 EB55 パッケージ

メリット

  • リン酸鉄リチウムイオン電池使用(安全性が高く劣化も少ない)
  • 価格が手頃
  • デスクにもおけるコンパクトさで537Whと普段使いに良いバランス

デメリット

  • バッテリー残量が5段階表示(1%刻みではない)
  • アプリ連携がない

評価

リン酸鉄リチウムイオン電池使用で、同じくらいの容量のポータブル電源と比較すると価格が手頃です。その他普通にポータブル電源として使用して不具合はない一方で、バッテリー残量の表示は 1%刻みの方がやはりわかりやすいし、アプリ連携があるとソーラーパネルでの充電状況などを遠隔でも確認出来たり便利なので残念です。普段使いしながらレジャー用途で持ち出したり、停電時や災害時などいざという時の備えにもと一つあると心強いし、ソーラーパネルがあると普段使いにもより使いやすくなります。

BLUETTI ポータブル電源 EB55 レビュー

本体と同梱品一式

BLUETTI ポータブル電源 EB55
  • BLUETTI ポータブル電源 EB55 本体
  • MC4ソーラー充電ケーブル (MC4 to XT60-F)
  • カーチャージャーケーブル (XT60-F)
  • AC-DCアダプター
  • アダプター接続ケーブル(XT60-F)
  • 結束バンド
  • 取扱説明書、保証カード

XT60-Fはポータブル電源本体への給電に使う端子の規格のようです。以前ご提供頂いた他のポータブル電源の端子も同じ形状だったのでポータブル電源ではポピュラーな端子なのかと。

ソーラーパネルとカーチャージャー用のケーブル

BLUETTI ポータブル電源 EB55

右側がMC4ソーラー充電ケーブル (MC4 to XT60-F)、左がカーチャージャーケーブル (XT60-F)。両方についてる黄色い端子がXT60-F。ソーラー充電用の方は逆側が2本に分岐しているけど両方ともソーラーパネル側のケーブルと繋いで使用します。カーチャージャーの方はシガーソケットへ。

AC-DCアダプタと接続ケーブル。

BLUETTI ポータブル電源 EB55

こちらはコンセントに繋いで充電する時に使うAC-DCアダプタと接続ケーブル。

BLUETTI ポータブル電源 EB55

本体前面左上のINPUTのカバーの中に電源ケーブルの接続端子があります。隣にXT60-Fの端子用のポートもあります。コンセントとソーラー両方から同時に充電することも出来ます。

製品仕様

BLUETTI ポータブル電源 EB55
型番BLUETTI EB55
容量537Wh
定格出力電力700W
バッテリータイプリン酸鉄リチウムイオン電池
重量7.5Kg
サイズ278 × 200 × 198 mm
充電温度0-40℃
入力AC充電 : 12V-28V,200W Max
PV充電 : 12V-28V,200W Max
カー充電 : 12V/24V
出力AC出力 100-120V,Max 700W(サージ1400W): ×4
5521出力 12V/10A : ×2
シガーソケット12V/10A :×1
USB-A出力 5V/3A : ×4
USB-C Max 100W : ×1
ワイヤレス充電 Max15W : ×1
Bluetti公式サイトより引用

使用可能時間の例

機器充電可能な回数や使用可能な時間
スマホ (10W)約45回
13インチノートPC (50Wh)約6回
55インチTV (100W)約5時間
LEDライト(20W)約23時間
ミニ冷蔵庫 (60W)約8時間
電動工具(80W)約5時間
Bluetti公式サイトより引用

使用可能時間はあくまで参考例ですが、537Whというのが要は537Wの消費電力で1時間持つということ。感覚としてはスマホとかちょっとした機器への充電用途ならそれはもう十分すぎるモノだし消費電力が高めでも一回一回の使用が数分とかの短時間使用の機器なら気軽に使える一方で、アウトドアで高消費電力で尚且つ何時間もずっと使い続けるような機器の使用などを考えてるなら数時間程度しか使えないのを覚悟しておいた方がいいです。

ソーラーパネルと合わせて使うと、ソーラー充電しながらポータブル電源から他の機器への給電をするという使い方も出来るのでもうちょっと心強くなるけど、天候や時間帯にも左右されるのでご注意を。

リン酸鉄リチウムイオン電池

BLUETTI ポータブル電源 EB55

BLUETTI ポータブル電源 EB55の大きな特徴はリン酸鉄リチウムイオン電池を使用したポータブル電源であること。

ポータブル電源では主にリチウムイオン電池・リチウムポリマー電池・リン酸鉄リチウム電池が使われていて、特に新しい製品に多いリン酸鉄リチウム電池は安全性が高くバッテリーの劣化が少なく長寿命、そして環境にも優しいとされています。

ポータブル電源のような大きなバッテリーを積んで、なおかつ持ち運ぶような製品だから安全性の高さは大事だし、高価な製品だからなるべく長く使いたいものですよね。

BLUETTI EB55は充電サイクル数が2500以上と謳われてます。リチウムイオンだと500〜800回辺りを謳ってる製品が多いので数倍も長く使えるよう。

ただ一方で、長く使えるに越したことはないけど、リン酸鉄リチウム電池の2,500サイクルも、リチウムイオン電池の800サイクルも、正直普通に使うならどちらも十分かなと思います。同じような価格ならそりゃリン酸鉄リチウム電池の方を選んだ方がいいと思うけど、その分高額になってしまうならこだわりすぎなくてもと。そんなに毎日充電を繰り返すものでもないし、毎日繰り返してもリチウムイオン電池でも2、3年もつという事だから2日に1回なら4~6年。バッテリーの世界って進化もすごいので何年か先にはまたさらにすごいモノが出てると思うし、そんな何十年も使うつもりで買わなくていいんじゃないかなと思います。

そしてその点で、BLUETTIのリン酸鉄リチウム電池を使ったポータブル電源は、リン酸鉄リチウム電池だから流石に高いな、という印象もなく価格的にも選択しやすそうに思います。

その分安かろう悪かろうみたいな、使いづらさや品質の悪さがないかというのが今回気になっていたところでしたが、僕の使い方では動作は軽快で安定していて特に品質の悪さなどは感じませんでした。アプリ対応がないのと、充電残量表示が1%刻みではなく5段階のゲージ表示な点は残念だけど致命的なほどではないですね。

使い方

BLUETTI ポータブル電源 EB55
  • BLUETTI EB55本体への充電は左上のINPUTのカバーの内側の端子に電源ケーブル、MC4ソーラー充電ケーブル (MC4 to XT60-F)、カーチャージャーケーブル (XT60-F)で。繋げば自動で充電が始まります。
  • USB、コンセント、シガーソケットからの出力は、それぞれの左側にあるボタンを押してランプを点灯させることでオンに。終わったらまた押してオフに。
  • ECOモードの切り替え、50/60Hz周波数の切り替えは、AC(コンセント)とDC(USB)ボタンを同時に長押しして設定モードに。50/60Hzの表示が点滅したら設定モードに入った合図。その状態でACボタンを長押しで周波数の切り替え、DCボタンの長押しでECOモードの切り替え、再びACとDCボタン同時長押しで設定モードを終了。
  • 大きく電力を使うとSHORT表示が出て使えなくなることがあります。SHORTが出た時は一旦ACやDCをオフにして再起動するだけで復帰出来ます。定格700Wまで使えるけど、例えばキャンプでの使用なんかで万が一使えなかったら大変という場合にはあらかじめ使いたい電化製品が問題なく使えるかなどは確認しておいた方が安心です。

バッテリー残量の表示が5段階のゲージ表示なので、大雑把にまだまだあるな、とか、そろそろ少なくなってきたなっていうのがわかればいい状況なら十分だけど、ゲージが1の時にまだしばらくもつのか、今にも切れそうなのかわからなかったり、逆に充電中で4の時もすぐ満タンになるのか、まだ時間がかかるのかわからないんですよね。我慢できることではあるけど、1%刻みで表示して欲しかったのが正直なところ。

BLUETTI ポータブル電源 EB55

端子やボタン類は全部前面に集まってるので分かりやすく使いやすいです。

BLUETTI ポータブル電源 EB55

上面でワイヤレス充電も。以前ご提供頂いたEcoFlowのポータブル電源にはワイヤレス充電はなかったので驚きました。

一気にまとめて色々充電しようと思うとケーブルがたくさん必要になるのでケーブル不要なワイヤレス充電が備わってるの結構便利です。

BLUETTI ポータブル電源 EB55

本体への充電中も、出力中も負荷が高くなるとファンが回って音がします。すごくうるさいというほどではないけど、静かな時間を過ごしたい場面なら気になるかもしれません。

ただ使用中心配になるような高温にもならずちょっと温かいくらいで済むのはファンのおかげなのかなとも思うので、安全に使うためには仕方ないのかなと。

BLUETTI ポータブル電源 EB55

背面にはLEDライト。ライトだけボタンも含めて背面に。

BLUETTI ポータブル電源 EB55 背面ライト

点けるとこんな感じ。点滅させたりも出来ます。アウトドアで使うには何かと便利そうです。気軽に使えるライトって何かと便利だしついでに備わってるならいくつあってもいいですね。

BLUETTI ポータブル電源 EB55 レビューまとめと1ヶ月使用した感想

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今回ソーラーパネルと一緒にご提供頂いたこともあって、ポータブル電源単体ではなく、ソーラーパネルと合わせて使うことでとても便利さと備えとしてもより心強さを感じています。

以前から他社のポータブル電源を1台ご提供頂いて使っていたんだけど、その時は普段はちょっと必要な時に手近なところコンセントやUSBがあって便利とか、家の中のコンセントがない場所でも一時的に家電を使ったりするのに便利とかその程度で、あとは一応充電しておいていざというときの備えという感じでした。それでも便利なモノでした。

今回もEB55自体に不満らしい不満はほとんどなくて、充電残量の表示が5段階でなく、1%刻みだったら良かったというのと、アプリ対応があったら良かったというくらい。で、他は問題なく使いやすかったです。ただEB55自体が驚くような体験だったというわけではなく、普通に使いやすかった、というのに対して、

ソーラーパネルと合わせたらめちゃめちゃよくて。なかなか僕自身興味はありつつも高価だしと購入はしてなかったので、絶対に今すぐ買うべきとまでは言えないんだけど。

ソーラーパネルは使ったことがなかったので、あったところで実際のところどの程度充電出来るものかなという興味からだったんだけど、うちの環境でも日中十分に日が出てれば1日でフル充電出来るくらいしっかり充電出来ます。完全に空になってる状態からで日の当たり具合によってはフル充電に届いてないこともあるけど5段階のメモリの4まではまず充電出来てる感じ。別にすごく日当たりがいいわけでもないんですよ。ベストな日の当たり方をして135Wくらいの表示だったけど、ベストな状態で日が当たる時間なんてとても短くて、でもベストじゃないなりに日が当たる数時間時で十分に充電出来ます。

電気代いくら分かとか考えると大したもんではないんだけど、それでも太陽光で実用なレベルで充電出来るのってなんだか嬉しいもので、どうせ毎日勝手に充電出来るなら、せっかくだから充電する機器は全部これで充電しようとかになるし、夜ちょっと寒いけどエアコンつけるほどじゃないかなとか、どうせもうすぐ寝るしストーブもつけるほどじゃないかなとかなってたような時でもなんならせっかくだし使っとこうくらいの気持ちになるので心置きなく使えるんですよね。なんせ太陽光だしって。

容量 537Whは537Wの出力で1時間使ったら空になるということ。僕の使ってるストーブは消費電力が400Wなのでこれだけは1時間ちょっとしか使えないんだけど、元々深夜にちょっと使うだけだったのでむしろポータブル電源なかったらこんなには使ってないというくらい気軽に使ってました。何時間も暖房器具を使いたいならもっと消費電力の低めの電気毛布とかパネルヒーターみたいなモノがいいですね。

iPhone,AirPods Pro,Apple Watch,iPad、他にも充電する機器や充電池の充電や、デスク周りで使うマッサージ機などの使用にも使っています。

前は備えにしたいのに肝心の時にポータブル電源が空になってたらしょうがないと思ってたけど、ソーラーパネルがあると普段から勝手にフル充電に出来るし、ソーラー充電しながらポータブル電源を使うことも出来るので気兼ねなく使うことができるようになりました。

充電を繰り返しても劣化が少なく安全性の高いリン酸鉄リチウムイオン電池のポータブル電源というのも気兼ねなく使えるポイントですね。

それくらい気兼ねなく普段使いしていると正直ポータブル電源のバッテリー容量はいくらあってもいいなと思うので、予算や置く場所のスペースなどが許せば大きいモノに越した事ないなとも思います。

BLUETTI ポータブル電源 EB55

BLUETTIのポータブル電源はデスクに置いておいてもかっこいいデザインで気に入ってます。

ポータブル電源全般基本かっこいいモノが多いけど、目立つ差し色なんかもない点が好きです。

Bluettiは他にもリン酸鉄リチウムイオン電池のポータブル電源のラインナップが豊富なので用途によっていいサイズの物を選ぶといいと思うし、予算によっては大きなモノを買えるようになるまで我慢するよりも小さなものをだんだん買い足していくというのもありかなと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。

昨今個人ブログはGoogleなどで見つけてもらいづらくなっています。TwitterInstagramでブログの更新情報など投稿してるので是非フォロー頂けると嬉しいです。

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てず


好きなモノ・コトを紹介するブログ Tezlog(てずろぐ)を運営。
Apple製品など生活を便利快適にしてくれる家電・ガジェットや、
革製品など素材感の良い長く付き合っていける一生モノみたいなモノが好き。
好きなモノだけを持って気持ちよく生きていきたい。
2016年ブログ「Tezlog」開設。
2021年よりYahoo!ニュース エキスパート クリエイター参加。
2022年よりMakuakeアンバサダー。
2023年よりXREAL Japan SNSアンバサダー。
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