
RANVOOのネッククーラー最新モデル「AICE LITE Max」をレビュー。製品提供頂きました。
RANVOO AICE LITE Maxは、半導体冷却プレートと上下送風システムを組み合わせた首掛け型のウェアラブルネッククーラー。新世代のICEMAX 5.0冷却テクノロジーと4吸気ポート構造を採用し、前モデルから冷却性能・風量ともに大幅に進化したというフラッグシップモデル。
実際の使用感としても広範囲のメタルプレートで冷却も温めも非常に効果を感じられました。4月に製品提供いただいたことで、暖房は使わないけど少し寒い日もあるという時期から、最近はいよいよ暑い日も多くなってきました。こんなまだ冷房は不要という時期には、レビュー用の製品検証という以上に、普通に便利で快適に使用していました。
ただし、この手のネッククーラー・ウェアラブルエアコンといった製品を使って毎年思うことですが、真夏の一番暑い時期にこれ一つで快適になるというほどにはなりません。あくまで本当に暑い時期には冷房との併用や、エアコンが使用できない環境では、あくまでないよりはマシという程度です。それだけ過酷な暑さや寒さの中なわけなので、ないよりはマシ程度でも大きな価値だとは思いますが、暑い夏もこれがあれば快適!みたいな過剰な期待は禁物。
逆に、抜群に効果を感じられるのは、今のようなエアコンは不要だけども、少し寒いとか暑いという時期、またはエアコンと併用しながら微調整したいような時期です。その微妙な時期から本当に暑い・寒い時期まで、冷却・温めの両面で年間を通してかなり長い期間役立つのも魅力。体調を崩して寒気がある時などにも役立っています。
2023年から毎年他社のネッククーラー・ウェアラブルエアコンといったこの手の製品を使ってきましたが、確かに毎年冷却能力・プレートの面積・フィット感などの面で確かに向上しているのを感じています。
今回期待感があるのはAIによる自動温度調節が搭載されたこと。まだ4月に製品提供をいただいたばかりで、真夏の一番暑い時期に試すことができていないので、まだまだ本領発揮と行くような場面では使用できていませんが、昨年の夏に使用していたソニーのREON POCKET PROは、AIによる温度調節であえて一定の温度で固定せず温度の変化を感じることで冷たさを感じていられるようなところに効果を感じていたので、そのような方面で効果を感じられるのかRANVOOのAI機能にも期待しています。
RANVOO AICE LITE Max 製品仕様

スペック

| ブランド | RANVOO |
| 製品名 | AICE LITE Max |
| 型番 | FG8 |
| シリーズ名 | LH-AICE LITE |
| 無線伝送距離 | ≦10m(障害と妨害のない広々とした環境にて) |
| 入力 | 5V=3A |
| リチウム電池容量 | 6000mAh / 22.2Wh |
| リチウム電池定格電圧 | 4.2V |
| 動作温度 | 0℃〜45℃ / 32℉〜104℉ |
| 製品同梱 | AICE LITE Max 本体×1、充電ケーブル×1、取扱説明書×1 |
付属品

付属品はAICE LITE Max 本体、USB Type-C 充電ケーブル、取扱説明書。ケースなどはありません。
説明書は日本語のセクションも用意されていて、操作方法・モードの違い・アプリの使い方・お手入れ方法・注意事項などがしっかり記載されています。
使用方法

製品上面には送風口と、操作ボタンが配置。本体の操作は2つのボタンで行うシンプルな構成。

電源ボタンと、+と−の付いたモード切替ボタン。
電源のオン・オフは電源ボタンの短押し。電源ボタンを長押しすると「冷却 → 送風 → 温め → AI」の4モードを順番に切り替えられます。
冷却モードはメタルプレートの冷却と送風。送風モードでは送風のみ。温めモード時はメタルプレートが温かく送風はなし。AIモード時は温度を設定しつつ周囲の温度に合わせて自動調節されるようです。
各モード内での操作はモード切替ボタンの「+」と「−」で。冷却・温め・送風モードでは短押しでモード(強さ)を3段階を1段階ずつ切替、長押しで複数段階を一気に切り替えられます。アプリを使うと3段階ではなく1℃刻みで調節可能。AIモードでは短押しで風速調整、長押しで具体的な温度を1℃刻みで素早く調整できる仕様。

底面にも送風口があり、充電用のUSB Type-Cポートも搭載。

充電は最大15Wの急速充電に対応。モバイルバッテリーで充電しながらの使用も可能。
アプリでできること

RANVOOのスマホアプリから本体操作だけでは使用できない機能も。
アプリからは以下のような操作ができます。
- 冷却・温めモード時の1℃刻みでの温度設定 (冷却16-30℃・暖房40ー50℃)
- 風速の細かな調整(0〜100段階)
- 静音モード・節電モード・温熱モード・冷却優先モードなどの切替
- ボタンのビープ音・LEDインジケータのオン・オフ
- 温度単位(摂氏/華氏)の切替
- ファームウェアのアップデート(OTA)
アプリを起動してから本体への接続なども非常にスムーズだし、表示もわかりやすく使いやすいと思います。
ICEMAX 5.0冷却テクノロジーで冷却性能と風量がアップ

AICE LITE Maxの冷却の中心は新世代のICEMAX 5.0冷却テクノロジー。冷却の要となる半導体チップを全面アップグレードしていて、従来モデル比で冷却性能が約15%向上しているんだそう。
この手の製品は年々プレートサイズが大きくなってきました。今では首元に触れる面全体に及ぶメタルプレートで首を冷却・温めます。サイズは15,020㎟。接触面はアルミ素材で、電源を入れる前の状態で触れただけでもひんやりとした冷たさが伝わります。
また、新たに4吸気ポート構造を採用したことで、本体内部の空気の流れがスムーズになり、従来比で風量が約30%向上したそう。上部と下部の両方から風が吹き出す上下送風システムによって、首から顔にかけて立体的に冷風が広がります。
グラフェン素材を採用した特許取得の高効率放熱構造

ネッククーラーは冷却プレートで首を冷やすと同時に、その熱を外に逃がす放熱の仕組みが性能を大きく左右します。AICE LITE Maxは背面にグラフェン素材を採用した特許取得の外装放熱構造を採用していて、効率的に熱を逃がす設計になっています。
40℃クラスの高温環境でも安定した冷却性能を維持できるとされていて、真夏の炎天下でも冷却プレートが熱でやられて性能が落ちる、ということが起きにくいそうなので今後の使用にも期待が持てます。
首にしっかり密着させられるメモリーシリコン

今回AICE LITE Maxを使っていて特に良いと感じた部分です。
本体の首へのフィット感を調節する部位で、肩に本体を載せず首に密着させて浮かせられるくらいしっかりと固定できます。せっかくのメタルプレートの範囲の広さを最大限肌に密着させて効果を感じられます。

8〜24cmまでサイズ調整が可能だそう。実測で521gという重量は軽いとは言えないけれど、装着している際に重さとしては特に感じません。荷物としてはサイズも重さもあるので、この手の製品の課題といえば課題かなとは感じます。
AIモードによる温度の自動調節

そして今後使用していく中で期待しているAIモードによる自動調節。AICE LITE MaxはNTC温度センサーを搭載していて、周囲の温度を検知しながら冷却レベルや風量を自動的に最適化してくれるそう。
ネッククーラーや温冷デバイスを使っていてよくあるのが、一定の温度で出し続けると冷たさや温かさに慣れてしまって効果を感じにくくなる現象。そのあたりに効いてくればいいなと思っているんですが、4月に製品提供をいただいてやっと暑い日が出てきたという程度なので効果を感じられるほど機能を使えていないのが実情です。
ネッククーラーは夏に使うだけじゃない

この手の製品はどうしても夏に向けて、冷却機能をメインに語られがちです。公式でも製品をネック「クーラー」と呼んでいますし。
しかし、この手の製品を数年にわたって使用していると、温めの効果もかなり重宝しています。ただ寒さ対策というだけでなく、温めには温感の気持ちよさや、体を冷やしたくない、血行を良くしたい、熱があって寒気が、など色々なシーンや目的に使えます。
外出時や過酷な環境での労働を快適に出来たら理想ですが、冷却用途で本当に暑い真夏の時期にはどうしても冷房との併用でないと快適とはいえないし、外出時などにはないよりはマシだけど、快適!と言えるほどにはなりません。
むしろ僕がこれだけでめちゃめちゃ快適!というほど便利に感じているのは、冬が終わって暖房が必須ではなくなったけどまだ寒さを感じる日もある時期や、少し暑くなり始める春先から初夏、梅雨、夏の終わりから秋にかけてなどエアコンをつけるほどではないちょっと暑い程度の時期など。こんな時期はこの手の製品が1つあるだけで非常に快適さが変わります。
実際、今回も製品提供頂いた4月はまだj寒い日があったり、最近は少しずつ暑い日が増えてきたりという今の時期、すでに毎日のように活躍しています。
ネッククーラーやウェアラブルエアコンなどと呼ばれ、なかなか値の張るジャンルの製品ですが、冷却・温めの両面で使えるので役立つ時期は年間で見ると実はかなり長い。そこまで踏まえると、冷却や温め効果の高さや範囲の広さ、そしてフィット感やAI機能など今年のモデルはそろそろ手に取っても良いかも、と思えるかもしれません。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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