TORRASのネッククーラー「COOLIFY 2S」をレビュー。製品をご提供頂きました。
風量十分な首掛け扇風機にペルチェ素子搭載の冷却プレートを内蔵して送風と冷却、温め機能までついたネッククーラー!
見た目もカッコよく、アプリからの遠隔操作やタイマー機能まで搭載。充電も急速充電に対応。
デスクワークや家事をしながらエアコンとの併用でより快適に、屋外での作業や外出中には暑さや汗の軽減に。
ちょっと風をいれたいくらいの蒸し暑さなら置いて使用することも。
TORRASのネッククーラー「COOLIFY 2S」のメリット・デメリット・製品仕様や実際の使用感などを紹介します。
2023年5月から使用し始めて、6月に記事を投稿しましたが、本格的に暑くなってきてからの使用を経て8月に少し追記しました。8月現在、毎日の通勤時につけて、おかげで涼しく快適とまでは言えないものの、酷い暑さだからこそ少しでも暑さを軽減出来ているのと、汗を拭う回数が圧倒的に減ったことに効果を実感しています。
ネックファン・ハンディ扇風機・ネッククーラー おすすめ4選。
TORRAS ネッククーラー COOLIFY 2Sの評価
メリット
- 冷却・送風・温熱の3モード搭載で様々な用途に使える
- おしゃれなデザイン
- スマホアプリで遠隔操作やタイマー設定
- 急速充電対応
- バッテリー残量が1%刻みでわかる
- ケースもかっこよく使いやすい
デメリット
- ちょっと重い
- すごく暑い中ではあくまで軽減。涼しくまではならない。
評価
すごく暑い時にこれ1台で快適にとはならないけど、冷房との併用や、ちょっと暑い、蒸し暑いという時にはとても快適になる。35度超えのような過酷な暑さの中では涼しくまではならないけど額から垂れてくる汗を拭う回数がハッキリと減ってることで効果を感じました。寒い時期には温める用途でも使えるとあって年間通して様々な場面で役立ちそうです。iPhoneアプリも使いやすかったし、急速充電への対応。パッケージや収納ケース、充電用のケーブルまでこだわりを感じるのも良かったです。重さは持ち運びには重さを感じるけど、首にかけて使う時にはそこまで気になりませんでした。よくあるネックファンよりも充電が早く済んだり1%刻みでバッテリー残量がわかる点は使いやすい。
TORRAS ネッククーラー COOLIFY 2S 製品仕様
製品名 | COOLIFY 2S |
メーカー | TORRAS |
特徴 | 送風(ファン)・冷却(クーラー)・温熱(ヒーター) |
重量 | 410g |
バッテリー | 5,000mAh |
充電端子 | USB-C |
急速充電 | 18W |
2022年には前モデルのCOOLIFY 2↑が販売されていた様で、新しいCOOLIFY 2Sで↓は新しいチップが搭載されて冷却性能や温度制御の性能が引き上げられたり、スマホアプリに対応、ケースのデザインもアップデートされたようです。
上部にあいてる細長い隙間が送風口で、ファンの風がここから出ます。首掛けの中央部分はぐにゃっと曲がる柔らかい素材で動くので首にしっかりフィット。多少の重さはあるけどそれ自体の付け心地は悪くありません。
外側に空いてる穴は吸気口。ここから空気を取り込みます。
両サイドにボタンが一つずつあって、こちらはモード切り替えのボタン。長押しでクーリングモードとヒーティングモードが切り替わります。
内側、首に触れる部分に内蔵されているペルチェ素子搭載の冷却プレートがそれぞれのモードにした途端に冷たく、あるいは温かく。
こちらは電源ボタン。電源のオンオフとレベル調整が3段階で押すたびに切り替わります。
クーリングモードでは同時に風も出るけど、ヒーティングモード使用時は風はなしでプレートが温かくなるのみです。
操作はボタンのほか、アプリからも出来るのでこのあと紹介します。
クーリングモードで使用時はC、ヒーティングモードではH、送風だけのファンモードはFが頭について、風のレベルが1〜3の3段階で表示されます。
画像だとC1という表示なのでクーラーモードかつ風量のレベルが1という状態。プレートが冷たくなっています。
C3だったらクーリングモードかつ風量が3。クーリングモードはプレートの冷たさは変わらないんだけど、Hの時は1〜3でプレートの温かさのレベルが変わって送風はありません。
レベル1 | レベル2 | レベル3 | |
ファンモード (送風) | 28時間 | 17時間 | 11時間 |
クーリングモード (冷却) | 5時間 | 4時間 | 3時間 |
ヒーティングモード (温熱) | 6時間 | 5時間 | 4時間 |
TORRAS ネッククーラー COOLIFY 2S iPhone アプリ
TORRAS COOLIFY 2S で驚いたのがスマホアプリで操作出来ること。この手の製品でスマホアプリから操作出来るのって意外じゃないですか?
で、使う前はアプリいる?本体触れば良くない?って思ったんだけど、このアプリが使いやすくて、アプリからの方が現在のモードやレベルもわかりやすいし、レベル調整も指でタップしたりスライドするだけで簡単。首にかけた状態で本体を触ったり表示を見るのは面倒なので。
さらにタイマー操作はアプリからでしか出来ないんだけどこれも便利でした。首にかける時にはタイマーはなくてもいいかなと思うんだけど、置いて風を出すだけで使う時に役立ちました。
TORRAS ネッククーラー COOLIFY 2S 本体と付属品一式
付属品は収納ケースとUSB-C to Aケーブル、説明書など。
ケースを開けるとこんな感じ。
商品の画像を見てた限りではとてもおしゃれでかっこいい感じだったけど、実物も本当にこんなにかっこいいのかなと半信半疑でした。実際のところはというとかなり良い感じ。かっこよくて首にかけてもネックファンというよりネックスピーカーの類にも見えます。金属製ではないので触った感じでは部分的にはチープさがあるところもあるけど少なくとも開封してガッカリするような代物ではないと感じます。
ケースも持ち運びや収納に便利。季節的に使う時期、使わない時期があると思うけど、使わない時期にもぶら下げておいたりして邪魔にならないデザインでいいなと思います。
ただ僕は持ち運ぶ時はケースに入れず、本体だけをバッグに入れて持ち運んでます。その方がかさばらないので。
USB-C to AケーブルのC側はL字タイプ。付属品にもこだわられてます。充電残量が1%刻みでわかるのも使いやすいです。
急速充電にも対応でアプリからは充電中の表示に急速充電の文字も表示されてわかりやすい。
TORRAS ネッククーラー COOLIFY 2S 使用感
ここまで色々製品の仕様など紹介してきましたが、実際に使用してみてどうかというと、かなり良かったです!
最初にはっきりさせておきたいのは、めちゃめちゃ暑い時にこれ一台で快適に過ごせる!というモノではないです。
基本的にはTORRAS COOLIFY 2Sは首にかけて、内側に貼られているペルチェ素子搭載の冷却プレートで首周りから体温を冷やしたり、首元から風を浴びるものなので、プレート自体はあっという間に本当にとても冷たくなるし一緒に風を浴びれば、単なるネックファンよりも冷風を浴びてる体感。冷房をつけつつ急速にクールダウンしたいとか汗をひかせたい時にも役立つし、あとちょっと冷やしたいけど冷房で1度下げると寒いみたいな時にも使いやすいです。冷房をつけるのは抵抗あるけど暑いは暑いっていうくらいとか。
一方で本当にすごく暑い時に全身が冷えて快適になるなんてことはないです。そこまでの時はあくまで軽減出来るくらいの体感。
それも体が熱くなる前に、涼しい部屋にいる時などから着けて置いてしっかり冷たく感じられてる状態から外に出るような使い方で暑さを軽減出来てるような体感です。もうずっと暑い中で過ごしてる屋外で急に着けてもモノ自体は冷たいのをハッキリ感じられるけど、暑さがマシになったと感じてると言えるかは微妙なところ。
直接冷やせるのは首周りだけだし風も生暖かい風(不快なほどではない)になってしまうし。でもめちゃめちゃ暑い時なら軽減出来るのだって貴重なことですね。過剰な期待はせずに用途や目的に合えばアリだと思います。
実際、5月末に使い始めた時は少し蒸し暑い程度の中で使えてとても涼しくなるので快適な一方で、6月以降暑くなってくるほど、屋外ではそこまで涼しくないしわざわざ着けて歩くほどでもないかなと思っていたんだけど、7月になってひどい暑さになってくると少しでも暑さを軽減したいのと汗がはっきりと気にならなくなるところに効果を感じて通勤時につけて外を歩くようになりました。
ペルチェ素子だけのネッククーラー(以前購入してみたけど良いとは感じず記事にもしませんでした)や、風が出るだけのネックファンよりも、両方備わっているTORRAS COOLIFY 2Sの方が当然強力でおすすめです。
少しでも風が来れば快適になる蒸し暑さには置き型で使用するのも便利
まだTORRAS COOLIFY 2Sを使用して3週間くらい。5月末から使用しているんだけど、使い初めは窓を開けてても風がほとんど入ってこなくて気温はそこまでじゃなくても蒸し暑いくらいの時期。首にかけるまでもなく、置いて風を起こせるだけでめちゃめちゃ快適になるっていう役立ち方でした。
仕事中のデスクや寝る前のベッドの脇に置いておいて少し風が流れるだけですごく快適に。窓を開けておいても全然風が入ってこなくて蒸し暑い日々だったので。寝る前には特にアプリでタイマーをかけられるのが便利で、6月半ばの現在も寝る時にベッド脇に置いて使ってます。もう少し経つと冷房をかけるようになると思うけど、まだ冷房をかけるのは抵抗があるなーという今はとても役立ってます。
ただ置き型として使うのは本当に少し風がくれば快適と言えるくらいの時。やっぱり首にかけて使うものだから、首にかける分には風量は十分だけど、置いて使う時に強力とは言えません。風量自体は以前紹介したRHYTHMのハンディファンの方が強力でした。このハンディファンが特段強力というのもあると思いますが、とにかくしっかり風が欲しい時に置き型での用途には向きません。逆に置いて離れたところで強力と感じるくらいだと首掛けで使うには強すぎる気もしますね。
一気に冷やしたい時や冷房との併用も
6月に入って、蒸し暑さもかなり酷くなってきたので、通勤で仕事場に到着直後とか、風呂上がりとか、急速に冷やしたい時は首にかけてクーリングモードで風も全開にして涼んでいます。仕事中も来客予定のある日は冷房をかけているけど、一日誰とも会わない時とかは冷房かけずにこれだけで済ませたり。下手に冷やしすぎるとかえって体の調子が悪かったりするので暑さに合わせて調節出来る材料が増えたのが良かったです。
ただ6月半ばを過ぎてこの数日はかなり暑い日が多くなってきて、そろそろTORRAS COOLIFY 2Sだけでは快適とは言えなくなってきたので、冷房と併用することが多くなりました。冷房だけに頼るよりは電気代面を軽減出来たり、冷房で冷やし過ぎるのを防げたりするかなと思います。ある程度涼しい環境だと風も冷たく感じられて効果が高く感じるけど、はっきりと暑い中だと冷却プレートで冷しながらとはいえ、それを上回る暑さになるし風は生暖かいのでないよりはマシとかあくまで軽減。それでも、それだけ暑い中冷房を使える環境でないならやっぱり貴重なモノかもしれません。
酷暑の中ではっきりと汗が垂れるのが減るのを実感 (2023年8月追記)
この項目は2023年8月に追記しています。これまではあまり外につけて歩く使い方はしていませんでした。元々ハンディファンなども外で使う方ではなかったので。
ただ7月の暑さがひどくなったあたりから、せっかくTORRAS COOLIFY 2Sがあるしと通勤で試してみました。身体が熱くなる前からということで家を出る前から着けておいて、家から駅まで6,7分着けて歩いて。電車では外して、駅から仕事場までまた着けて6,7分歩く感じ。帰りはその反対。行きで途中にスーパーに寄るときは外してます。かさばるようだけど、真ん中がぐにゃっと曲がるので雑にバッグに突っ込んでもそれなりに収まってくれるので出し入れの面倒さはそんなに気になりません。
本当に暑い中でも首まわりの冷たさはしっかり感じて、電車で外してる間も首のプレートがあたってた周辺は肌の表面がひんやりしています。風は屋外だと不快なほどではないし、ないよりは良いけど生暖かい風で、しかもそんなに風量も感じません。AirPods Proをつけて歩いてるとノイキャンで音もほぼ聞こえず。
冷却プレートで冷えていることと、体感ではそれほど感じない風も多分影響してか、汗が全然気にならないことに一番効果を感じました。
普段は家を出てから駅までの道でも歩きながらハンカチで汗を何度も拭っていたし、電車に乗ってもしばらくは汗がひかず垂れてきてはちょこちょこ汗を拭っていましたが、COOLIFY 2Sをつけてると歩きながら汗を拭く必要はなかったし、電車に乗る前に外した時に汗ばんでるのを拭うくらいで、電車に乗ってる最中も全然汗が気になりませんでした。もちろん体質やどれくらい体が熱くなってるかにもよると思うけど、僕自身は汗をかく方です。
仕事場についた時も、家に着いた時も、到着したての暑さが落ち着くまでの時間も着けっぱなしで居られるので、冷房との併用でクールダウンが早く済むのも快適です。
ヒーティングモード
すでに書いた通り使ってるのが5月末から6月半ばなので、ヒーティングモードで確かに温かくなるのは体感してるけど、どれくらいの寒さでどんな風に感じるかは未体験です。ヒーティングモードにすればたちまち温かくなるのは確か。今の時期に触る分にはめちゃめちゃ温かい!と感じるけど実際の寒い時期にどう感じるか。今年の冬に使うのが楽しみです。
冬場のデスクワークには足元にヒーターを置いて足元だけ暖めたりもしてたので、TORRAS COOLIFY 2Sと組み合わせると足元も首周りもカバー出来てエアコンの暖房使用が抑えられるかなと期待しています。
実際に冬場に使用してまた追記したいと思います。
重さと動作音や装着感
重さは410g。サイズもそれなりにあって持ち運びには結構重いしかさばると感じていますが、すでに書いた通り今の時期の少し蒸し暑いくらいの時期にはめちゃめちゃ役立っていて家でも仕事場でも使いたくて毎日バッグに入れています。バッグに入れる時はケースに入れず本体だけで。その方がかさばらないので。
荷物としてバッグに入れた時はそれなりにはっきり重くなった感があるんだけど、首にかけたときはそんなに重いとは感じません。重くないことはないと思うんだけど、実際の僕の体感としては重いというよりは首周りにしっかり物質感があって窮屈さやわずらわしさがあります。でもそのせいで使いたくないと思うほどではありません。
長時間つけ続けたり動き回るとまた体感が違うかもしれません。僕はデスクワーク時と、外出後や風呂上がりとかの急速に冷やしたい時に使用しています。すぐに汗が引くのがいい。デスクワーク時もずっとつけてるというよりは体感としてちょっとだけ暑いなとか、もうちょっと冷やしたいなという時のコントロール用という感じ。
モノ自体のデザインはかっこいいし、一見ネックスピーカーなんかにも見えるから外出用やレジャー用なんかでもいいと思うけど、元々外出にハンディファンとか持ち歩く方でもないのでそういう使い方はしていません。
動作音は風量のレベルを上げればそれなりにうるさいです。首元から風が噴き出てるので。耳のすぐ下から聞こえるから結構うるさいけど、離れたところに置くと最大風量同士なら以前紹介したハンディファンの方が音がうるさいくらい。
他の人がつけてたら通りすがる人がつけてる分には気にならないけどオフィスで隣の人がつけてて静かな職場なら気になる気もします。物珍しさもありそうですし。
自分が使用するときに吹き出す風の音はイヤホンのノイズキャンセリングでも結構抑えられます。ノイズキャンセリングしつつ音楽や動画とか流してたら風量最大でも(聞こえなくはないけど)ほとんど気になりません。
冷たさは風量よりもペルチェ素子の部分の影響の方が大きいので、風量は少なめでも結構冷たく感じます。急速にクールダウンしたい時はともかく、長く付けっぱなしにしてる時は風量抑えめで使ってることも多いです。
使用前には首元から風が出てると風がわずらわしくはないのかなというのも気になってたけど実際には特に気になりませんでした。
また、冷却プレートのない首掛け扇風機の機能のみのTORRAS ネックファン COOLiTEもご提供頂いて紹介しています。
TORRAS COOLiTEとCOOLIFY 2Sの比較
また、冷却プレートのない首掛け扇風機の機能のみのTORRAS ネックファン COOLiTEもご提供頂いて別の記事で紹介しています。
COOLIFY 2S | COOLiTE | |
機能 | ネックファン・クーラー・ヒーター | ネックファン |
重さ | 410g | 321g |
風の方向 | 上のみ | 上下 |
スマホアプリ対応 | ⚪︎ | × |
価格 | 28,600円 | 12,280円 |
TORRAS ネックファン COOLiTE レビューはこちら
TORRAS ネックファン COOLiTE レビュー。おしゃれな折りたたみ式 首かけ扇風機。
TORRAS ネッククーラー COOLIFY 2S レビュー まとめ
TORRAS ネッククーラー COOLIFY 2Sをレビューしました。
急速にクールダウンしたいとき、早く汗を引かせたいときや、風が入らず蒸し暑いとか、冷房と併用でまだちょっと蒸し暑いとか、1度下げると今度は寒いみたいな時の調節などではとても快適に使えました。
冷房が使えない環境だったりとにかく暑い時にはこれ一台で快適になるとまでは言えないけど暑さの軽減は確かに出来るし、35度超えでも首元の冷たさはちゃんと感じられます。猛暑の中屋外での使用で暑さを軽減出来てると感じられるかは涼しい環境で使い始めてちょっとの移動とかなら感じられるかなという程度の微妙なところだけど、汗が垂れるのがハッキリ減ってるあたりではより効果を実感出来ました。
アプリから操作できたり、収納ケースやケーブルも良い感じだったりと細かいところまでこだわられていると感じます。
冷やす他に風を送るだけとか温めるのにも使えるから真夏や真冬ばかりでなくちょっと暑い、ちょっと寒いという場面でも使えてたくさん役立つ場面がありそうです。
今後も冬の寒い時期に使用したり、使っていく中で感じることがあれば追記しようと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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