Ulanzi 60W COB撮影ライト LT005をレビュー。Ulanziから製品をご提供頂きました。
小型ながら最大60W出力の撮影ライト。色温度は2700〜6500Kの範囲で調節出来て、手頃な価格・シリコンのディフューザー付き、USB-C給電対応などなど撮影ライト初心者でも使いやすい・手を出しやすいです。
僕はブログ用の撮影時などに少し前から最大100W出力のライトを使っていて、それまでの自然光頼りの撮影よりも天気や時間帯に左右されずに撮影出来るようになってとても役立っています。使い方や環境、撮影する対象によっては100Wでももう少し明るさが欲しいと思うこともあるし、逆に60Wでも十分だと思うことも。
今は100Wの方をメインに、60WのLT005を補助的に使っていますが、100Wの方はサイズや重さも増えるし価格も安いモノでも倍くらいになるので、入門機的に試してみたいという場合にも良いと思います。
Ulanzi 60W COB撮影ライト LT005のメリット・デメリット・製品仕様や実際の使用感、ライトの有無での写真の比較などを紹介します。
また、Ulanziの公式サイトでLT005とセット販売もされているリバーシブル脚ライトスタンド TT43も頂いたので一緒に紹介します。
Ulanzi 60W COB撮影ライト LT005の評価
メリット
- 小型ながら最大60Wの高出力
- 2700k〜6500kの可変色出力
- リフレクター・シリコンディフューザーなど付属
- USB-CとDC電源に対応
- 持ちやすいハンドル付き
- 1/4インチネジ穴付き
- 価格が手頃
- 操作が簡単
デメリット
- スマホアプリなど非対応
- ライトスタンドに付ける場合にライト側で角度が調節出来ない
評価
Ulanziらしく必要な機能や品質を備えながら手頃な価格でメインのライトの入門用としても、補助的な照明や持ち運び用などにもと便利な撮影ライトです。USB-Cに対応してモバイルバッテリーでも使えたり、持ちながら使うのに便利なハンドル、他社の撮影ライトにはなかった1/4インチネジも付いていてライトスタンドや三脚などにもそのまま取り付けやすくと使いやすいです。ライトスタンドに付ける場合にライト側で角度調節が出来ないのが気になります。雲台のついた三脚での使用なら問題ありません。
Ulanzi 60W COB撮影ライト LT005 特徴と使用感
Ulanzi 60W COB撮影ライト LT005 製品仕様
ブランド | Ulanzi |
製品名 | 60W COB撮影ライト LT005 |
出力 | 60W |
CRI | 95-98 |
CCT | 2700~6500K |
光量 | 4000lm @ 6500k |
輝度調整範囲 | 0~100% 1%刻み |
照射範囲 | 3~6m |
サイズ | 約 118 × 117.5 × 110 cm |
重さ | 約 735 g |
使用寿命 | 20,000時間以上 |
Ulanzi 60W COB撮影ライト LT005 付属品一式
- Ulanzi LT005本体 (リフレクター取り付け済み)
- ドームカバー
- シリコンディフューザー
- ボーエンズマウント
- 電源アダプタ
- 説明書
リフレクターやディフューザーが付属してるしボーエンズマウントを使用して他のソフトボックスなどにも対応できます。
本格的な撮影用のライトは他には最大110W出力のCOLBOR CL100Xしか購入したことも使用したこともないのでそれとの比較になるんだけど、COLBOR CL100Xにはシリコンのディフューザーの類は付いてなかったので嬉しい部分でした。
シリコンディフューザーが付属
リフレクターを使用するとこんな感じ。
シリコンのディフューザーはリフレクターに被せるように装着します。
リフレクターだけだとまっすぐ前を照射する感じで光が強くなるけど、
ディフューザーを使えば柔らかい光を拡散する感じに。
USB-C給電対応でモバイルバッテリーで使える!
他に嬉しいのがUSB-C給電に対応しているので、付属の電源アダプタ以外にモバイルバッテリーやUSB-Cの充電器で使用出来るところ。コンセントがなくても使えるのでコードの取り回しなどに困らないし、出先でも使いやすい。
ただ最大出力の60Wで使用するなら当然モバイルバッテリーや充電器、ケーブルも60W出力出来ないといけないので充電器はともかくモバイルバッテリーは結構機種を選びます。また出力に対応していても60Wで出力し続けると消耗も早いのでバッテリー容量にも注意。
COLBOR CL100XもUSB-Cでポータブル電源などで使用してるんだけど100%で使うと100W以上の出力で消費が早いので。
1/4インチネジ穴付き
COLBOR CL100Xは底面に1/4インチネジ穴がなくて他社製のアダプタと組み合わせて使っているのでUlanzi LT005は普通に底面に1/4インチネジ穴が付いてるのも使いやすいと感じています。ハンドルが付いていて持ち運びながらも使えるし、三脚やライトスタンドと組み合わせても使える。
前に購入して使っているUlanziのミニ三脚に付けるとこんな感じ。
Ulanzi TT43 リバーシブル脚ライトスタンド T076GBB1と組み合わせる
今回はライトスタンドも一緒に頂いたので合わせて使用しています。
Ulanziの公式サイトでLT005とセット販売もされているリバーシブル脚ライトスタンド TT43です。
単品でも価格は3,000円台と手頃にも関わらず、高さをローアングルで45cm、最大で190cmと幅広く調節出来ます。
安価で軽量、持ち運びにはコンパクトに、使用時は高くも出来てとってもいいんだけど、
LT005との組み合わせとしては、ライトとの接続部分がまっすぐに伸びたポールに1/4インチネジがついてるだけで、雲台などが付いてなくてライトの角度調節が出来ません。わりと他のライトを見るとライト側で角度調節出来るものが多いようで、カメラ用の三脚と違ってライトスタンドというとこれが普通なのかもしれないけどLT005とセットにするのはちょっと使いづらい点かと思いました。
こんな感じでまっすぐ照らすことは出来るんだけど斜め上に向けたりが出来ない。
そこでUlanzi F38 クイックリリース フルードビデオ雲台 EH12 を付けてみました。もともと別の目的で購入して使ってるもので、F38っていう規格のクイックリリースのプレートをライトやカメラなどの機器側にもつけておかないといけないので、Ulanzi TT43 リバーシブル脚ライトスタンドに雲台を付けたいだけならコレじゃなくていいと思います。
Ulanzi LT005 60W バイカラー COB ビデオライト 使用テスト
Ulanzi LT005 60W バイカラー COB ビデオライトを使用してライトの有無やディフューザーの使用などでどれくらい撮影する写真が変わってくるかテストします。
ちなみに写真撮影に関しては専門家でもなければ何かで学んだこともなくて、自分でこうした方がいいかなとか色々試してきてのものに過ぎず、正しいライトの使い方とか正しい撮影方法みたいなものではなくて、言葉通りこんな感じでライトを使ったらこうなったということ以上のものではありません。
Ulanzi LT005 60W バイカラー COB ビデオライト 使用テスト1
ライトなし
実際にUlanzi LT005 60W バイカラー COB ビデオライトを使用してみました。まずはライトなし。曇りで陽の光は全然感じない陽のお昼前くらい。部屋の蛍光灯なども付いていません。かなり暗い。
リフレクターを付けてライト点灯
リフレクターだけ付けてまっすぐ照射。光量100%。
ディフューザーも付けてライト点灯
こちらはディフューザーを付けて照射。こちらも100%。こちらの方が光が柔らかく広範囲に。
リフレクターのみで撮影した写真
リフレクターのみでライトを照射して撮影した写真が↑。暗い中での色の見え方は、実際に目で見た通りに感じるし良いと思うけど、全体をしっかり照らすことは出来ていません。どちらも透かしを入れてる以外加工などしておらず、↓の画像と比べて見えづらい傷もあるけど加工したりはしていなくて暗くて見づらくなってるだけです。
ディフューザーもつけて撮影した写真
↑はディフューザーを付けて照射して撮影。陽の光の元で実際に見えてる色に近いと思いますし、先に載せた画像よりも細かな傷もよりはっきり見えてます。
どちらが良いかは目的にもよると思うけど、ライトの有無やディフューザーの使用でどれだけ変わるかがわかると思います。
Ulanzi LT005 60W バイカラー COB ビデオライト 使用テスト2
こちらは雲台を付けて斜めに向けられるようにした上でリフレクターのみ使用で壁に向けてライトを照射。白い壁に光を当てて光を拡散して広範囲を明るくする目的で使っています。
ディフューザーの付属しなかったCOLBOR CL100Xはこの使い方での撮影がほとんどです。
ライトなしで撮影した写真
ライトを点灯して撮影した写真
どちらも透かしを入れてる以外加工はしていません。
写真撮るまで、肉眼で見てる範囲だと壁に向けてで60Wだと弱いかなと感じていたんだけど、いざ撮影できた写真を見ると十分にも感じます。
Ulanzi 60W COB撮影ライト LT005 レビュー まとめ
Ulanzi 60W COB撮影ライト LT005 をレビューしました。
手頃な価格で購入出来て、小型で軽量ながら最大60W出力の撮影ライト。
僕自身が初めて購入した100Wのライトを使うまでは、ライトの使用イメージもついていなかったし、有無でこんなに変わるなんて思ってもいませんでした。そんな中で出力も高いものだと価格も高価になるので、どれだけのものを買うかは結構勇気が要ります。
まずは入門用に、というところで考えると同じくらいの出力のライトの中ではかなり手頃な価格で手を出しやすいと思います。60Wあれば十分かというと目的や環境によると思うんだけど僕自身は100Wクラスを使用していてさらにサブ照明があると便利と感じるくらいなので十分ではないけどひとまずライトの有無での効果を実感したり、いろんな使い方を試しながら必要に応じて拡張していくためにまずは、というところでの選択肢にいいんじゃないかと思います。
僕自身ちょうど今回Ulanzi LT005を頂く前にライトを買い足すことを考えていたんだけど、ポータブル電源やモバイルバッテリーを使用しているので100Wクラスが増えても対応モバイルバッテリーやケーブルが足りないし、200Wクラスは電源コンセントに繋がないといけないのでコードの取り回しが僕の部屋とコンセント周りの関係からは面倒だなと感じていたので、Ulanzi LT005はちょうど使いやすいスペックだと感じています。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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