UGREEN ポータブル電源 PowerRoam600をレビュー。製品をご提供頂きました。
過去にも他社からポータブル電源をご提供頂いて使用していて、1年半くらいポータブル電源を普段使いして過ごしています。デスクに置いてたくさんの機器の充電のほか、電源タップを繋いでモニターやPC、家電など普段使いしながら、いざという時の備えの防災グッズとしても。
ポータブル電源の充電にソーラーパネルも合わせて使用しています。
そんな中使い始めて、今までのポータブル電源よりも使用状況の表示がわかりやすかったり、ファンが回っていても音が静か、アプリ対応で出先からも使用状況がわかったりデザインもかっこいいとあらゆる点で大満足しています。
メリット・デメリット・製品仕様や実際の使用感などを紹介します。
UGREEN ポータブル電源 PowerRoam600の評価
メリット
- USB-C 2ポート搭載
- バッテリー残量表示が1%刻み
- ファン動作時も静か
- デザインがかっこいい
- アプリ対応
デメリット
- 特になし
評価
よくあるポータブル電源はUSB-Cは1ポートなことが多いんだけど、UGREEN ポータブルバッテリー PowerRoam600は最大100W出力のUSB-Cが2ポート搭載。バッテリー残量も以前から使用していたものは4段階の目盛り式だったので大雑把な残量把握しか出来ませんでした。1%刻みになってとても使いやすい。ファンも以前使用していたものと比べてとても静か。アプリ対応もソーラーパネルで充電していると出先から充電状況が把握できる点がとても使いやすいです。比較対象がないと凄さがわからなかったり、普通に感じてしまうかもしれないけど、本当にあらゆる点が使いやすいと感じます。
デザインもとても好み。UGREENの製品はポータブル電源に限らずかっこいいモノが多いです。
UGREEN ポータブル電源 PowerRoam600
製品仕様
ブランド | UGREEN |
製品名 | PowerRoam600 |
サイズ | 約 30.4 × 18.2 × 23.9 cm |
重さ | 9kg |
電池 | リン酸鉄リチウム |
容量 | 680Wh / 30.4Ah 22.4V / 212,800mAh 3.2V |
入力 | AC 90-110V〜15A Max 50Hz/60Hz ソーラー 12-28V=12A 200W Max DC/シガー 12V / 24A=8A Max |
出力 | AC(×5) 100V~50Hz/60Hz 600W Max USB-A(×2) 単一ポート 5V=3A/9V=2A/12V=1.5A/5V=4.5A 22.5W Max 複数ポート 45W Max USB-C(×2) 単一ポート 5V=3A/9V=3A/12V=3A/15V=3A/20V=5A 100W Max 複数ポート 200W Max シガーソケット(×1) 12V=10A 120W Max DC5221(×2)単一ポート 12V=5A 120W Max (シガーソケット+DC5221×2=120W Max) トータル出力 965W Max |
動作環境 | 放電 -10℃~40℃ 充電 0度~40℃ |
保証 | 5年 |
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを搭載して約3,000回というサイクル寿命。耐久性は10年以上だそう。安心してガンガン普段使いできます。
ACの定格出力は最大600Wですが、U-Turbo機能により瞬間出力で最大1500Wも可能。長期間安全に使えるバッテリー管理システムも搭載。
バッテリー残量が1%刻みな点やUSB-Cが2ポート搭載されてる点が使いやすい。また、今までのポータブル電源にはなかったDC5521ポートも搭載。
Wi-Fi接続状況やモード表示、入出力の数字など全て見やすいです。
付属品一式
付属品はケーブルと収納ポーチ、説明書。
コード類は、
左から、
- シガーソケット充電ケーブル
- ソーラー充電ケーブル
- DC5521-DC5525変換ケーブル
- AC電源ケーブル
コード類が全部付属のポーチに入る点も付属品の管理がしやすくてとてもいい。頻繁に使わないコード類ってどれが何の付属品だったかとか、どこに置いたかとか忘れがちで。
この通り1つのポーチにまとめて入ります。
充電ポート
正面には、
- USB-C×2 それぞれ最大22.5W
- USB-A×2 それぞれ最大100W
- シガーソケット
- DC5521×2
容量680Whは680Wの出力で1時間使えるという容量。20Wでスマホを充電すると約25回とたくさん充電出来るけど、200Wなどの消費電力の家電だと3時間ちょっとしか使えません。緊急時の備えとしてはやっぱりスマホの充電が何よりだと思うしLED照明なども長時間使えます。電気ケトルなどは消費電力は大きいけどお湯を沸かすだけなら短時間の使用なのでそんなに困りません。
でも暖房器具を長時間使ったりというのには心許ないかもしれません。
より容量の大きなモデルもあるので、用途に合わせて選ぶのもいいし、ソーラーパネルと合わせて使うことで太陽光で充電しながら使うという方法もあります。
LEDライトも搭載。スタンバイ中にボタンを押すごとにローライト→ハイライト→フラッシュ→SOS→消灯と切り替わります。
底面はこんな感じ。
右側面にはACコンセントの差し込み口が5つと放熱穴。ファンが回っても今までに使ってきたポータブル電源よりも静かでした。
左側面にはポータブル電源本体充電用のポートが集まっています。
カバーの下、左から、
- 過充電保護スイッチ
- AC入力ポート(コンセント充電)
- DC入力ポート (ソーラー/シガーソケット充電)
- 保護アースネジ
こちらも下部に放熱穴。
PowerZip急速充電とパススルー充電
コンセントからの充電はUGREEN独自開発のPowerZip急速充電技術で50分で0→80%に充電出来、90分でフル充電。
パススルー充電にも対応でポータブル電源本体を充電しながら、接続機器への給電も可能です。
ソーラーパネルと一緒に使う
ソーラー充電はポータブル電源に付属のコードと、ソーラーパネル側のコードを繋いで使用します。ソーラー充電用のケーブルは2個口に分かれているので2つのソーラーパネルと繋ぐことが出来ます。
今回合わせてソーラーパネルもご提供いただいたので紹介しています。
日中は↑の画像のボックスの中にポータブル電源を入れて出かけてる間に満充電。
夜間はデスクに置いてソーラー充電した電力で機器の充電やPC周りの機器を動かしたりしています。
UGREEN アプリ で遠隔操作や細かな設定
UGREEN PowerRoam600で嬉しいのがアプリにも対応しているところ。
アプリではリアルタイムでソーラーパネルからの充電状況などが出先からも確認できます。
ソーラーパネルの日の当たり具合って立地や周辺環境によっては季節の変化とともにかなり変わるので、一度最適化したつもりでも、あれ、急に最近充電量が少なくなったなということが結構あります。
うちの場合は少し移動すれば解消出来る範囲だけど、日中家にいる時間は限られるので、以前から使用していたポータブル電源はアプリ対応がなくて何時にどこがどれくらい日が当たりかとか把握するのが結構大変でした。UGREEN ポータブル電源 PowerRoam600はアプリで状況がわかるので、充電量を見て、きちんと充電出来てるとか、これくらい日が出てるのにこれしか充電出来ないなら少し動かした方が良さそうとか見当がついて使いやすいです。
充電が完了すると勝手に電源が落ちて、アプリで繋がらなくなるので充電が完了していることがわかります。
充電での使用中も各ポートの出力状況などがわかるので離れた部屋からでも充電の進行具合の見当がつく(デバイスによって完了が近くなると出力が抑えられたり、完了すれば0Wになったり)し、ライトもアプリから操作出来ます。
様々な設定もアプリから出来ます。アプリなしのポータブル電源だとボタン長押しでとか、複数のボタンの同時押しで、とか設定の操作が煩わしかったのでやっぱりアプリから操作ができると簡単。
デスクにポータブル電源を置いて普段使い
こんな感じでデスク上に設置しました。今までもポータブル電源を置いていたんだけど、デザインだけでなく搭載してるポートの種類や、情報の表示、アプリ対応、静音性などなどあらゆる面でUGREEN PowerRoam600の方が高性能で使いやすいです。
たくさんのデバイスの充電に
ポータブル電源の普段使いの用途としては、毎日欠かせないのがその日使用した様々な機器の充電。
今回ソーラーパネルとポータブル電源をセットでご提供頂きましたが、2023年の1月ごろから別のソーラーパネルとポータブル電源を使っていて、毎日の充電のほとんどをそれで賄って来ました。意外と曇りでもそこそこに充電出来るので連日曇りと雨ばかりという日々でも、それまでの蓄電と合わせてなんとか保てるものなんです。
今はUGREENのポータブル電源 PowerRoam600で、充電器にも以前ご提供頂いたUGREEN Nexode RGの65W/30Wを一緒に使っています。ロボット型充電器で普段からデスク周りに置いておいてもかわいいです。
UGREEN Nexode RG 65W / 30W 急速充電器 レビュー。かわいいおしゃれなロボットデザイン充電器!
充電器は側面のコンセントに挿して使用します。
UGREEN Nexode RGは充電状況が表情でわかるようになっています。
ちゃんと出力のW数やバッテリー残量が数字で出るので使用状況がわかりやすい。それまで使用していたのは4段階のメモリ表示だったので大雑把でわかりづらいのが難点でした。そのままの出力で何時間使えるかも表示されます。
出力や入力のW数の変化もUGREENの方が短い間隔で細かく変化していて、前使ってたものはもう少し数字の更新間隔を長めに取っていたんだなと言うのを感じます。
他にも前面のUSB-C/Aポートを使用してたくさんの機器を。毎晩帰って来たらここでまとめて充電するんだけど、仕事場での日中に充電する分なども全てここから賄えるようにモバイルバッテリーを使用しています。
ちゃんと充電が完了すれば自動でポータブル電源の電源が落ちて無駄に電力を消費しません。
朝起きたら充電してた機器を外して外のボックスに入れてソーラーパネルに接続して出かけます。
電源タップを繋いでまとめてポータブル電源で使う
また、機器の充電だけでなく、デスク下に置いてる2つの電源タップのうちの1つはポータブル電源に繋いでいて、モニターやThunderbolt ドッキングステーションを通してMacや周辺機器の電力も賄っています。これは連日雨続きだと電力が持たなくなるので状況によってコンセントに挿したりもしてたんだけど、今回ポータブル電源とソーラーパネルが増えたことでこれからは全部賄えそうです。
こんな感じでデスク下に電源タップを置いていて、2つあるんだけど、スマートホーム系の機器を繋いでるタップは電力が途切れると困るのでコンセントに挿していて、Macやモニター周りの機器を繋いでる電源タップは使う時だけ電力が通ればいいのでポータブル電源を経由しています。それぞれ10個口の電源タップで余裕があるので、他にマッサージ機とか、これから寒くなってくると足元ヒーターとかもその電源タップに。
色々と節約してるようだけど、実際に電気代にするとそれだけやっても月に1,000円も行かない、数百円程度の節約かなと思うけど、太陽光から電気を作って活用してる事実が楽しかったり、何より日頃から使いながらいざという時の備えにもなっていることが大事な点かなと思います。
いざという時に急に使おうとして使い方がわからなかったり、ちょっと試運転したくらいだとどれくらいの電力が使えるのかイメージしづらかったりもすると思うので。実際のところ、680Whは普段の充電にだけと思ったら十分すぎるくらい、というイメージかなと思ったけど実際に使ってると何日か使うと意外とすぐなくなるし、大きな電力を長時間使う機器だとあっという間になくなります。
だからポータブル電源への蓄電だけでなく、ソーラーパネルと合わせてあることが備えとしても、アウトドアなどでの用途としても心強かったり、使用する幅が広がっておすすめです。
UGREEN ポータブル電源 PowerRoam600 レビュー まとめ
UGREEN ポータブル電源 PowerRoam600 をレビューしました。
1ヶ月ほど使用して、表記通りのバッテリー容量があることや充電性能もしっかりしていることを感じました。
リン酸鉄リチウムイオンで同容量クラスのポータブル電源はこれまで他社の製品も使っていましたが、操作時のスムーズな挙動、ファンが回っても静音性の高い点、アプリ対応での使いやすさ、UGREEN製品らしいデザインの良さなどあらゆる点でPowerRoam600が優れていると感じました。
リン酸鉄リチウムイオンの長寿命で使える点や5年保証なども今後使い続けていく中で安心感が高いです。
普段使いしながら、アウトドアでのレジャー用にも、いざという時の防災グッズとしてもと、活用の幅が広がるので、ソーラーパネルと合わせて使うのはよりおすすめです。
UGREEN ソーラーパネルのレビューはこちら
UGREEN ソーラーパネル SC100 レビュー。ポータブル電源の活用の幅が広がる 折りたたみ式 100W ソーラーパネル。
最後までご覧いただきありがとうございました。
TwitterやInstagramでブログの更新報告などしています。良かったらフォローして下さい!
記事の感想・質問・意見・要望、その他なんでもお気軽にお寄せ下さい。とても励みになります!