Marshall Monitor III A.N.C.をレビュー。Marshallの国内正規輸入代理店 完実電気株式会社よりご提供頂きました。
最高です。一目でわかるMarshallのかっこよさ。めちゃめちゃに良い音。文字通り朝から晩まで、何時間でも着けていられる快適な装着感。マルチポイント・マルチペアリング。STAGESOUND機能。アプリ連携でイコライザー調節。
音の良さに関しては今までこの価格帯以上のヘッドホンを使ってなかったこともあると思うけどさすがにそれだけあって、他のイヤホンやヘッドホンで感じたことのなかったほど各楽器の音がしっかり聴き分けられたり今まで気づいてなかったり微かにしか聞こえてなかった楽器やコーラスがハッキリ聞こえてきたり、どこからどの音が鳴っているっていう空間の広がりとそれに包まれてるような感覚がすごい。
普段イヤホンやヘッドホンの記事を書く時には毎回そこまで音を聴き分けられる能力やオーティオ界隈の人が表現する言葉もよくわからないと書いてるんだけど、それにしたってこれはマジですごい。こんなこと今までなかったっていうくらいこのヘッドホンで音楽を聴くのが楽しくて最近は毎日、しばらく聴いてなかったようなアルバムを色々と聴き返してる。音楽自体は元々毎日聴いてるんだけど、このイヤホンやヘッドホンで聴くのが楽しいっていうのをここまで感じたのはきっとなかった。基本的にはギターロックが好きで、当然アンプメーカーのMarshallのヘッドホン、その辺の相性も抜群です。
今回手にするまでは家で使おうと思っていたんですが、あまりにも良くてこの一ヶ月家でも外出でも仕事場でもと一日中使いまくっています。外出時にヘッドホン着けてるのなんか生まれて初めて。かさばるしあくまで外じゃBGMや耳栓用途を求める方だったからAirPods Pro以外の選択肢なんか必要としていなかったんだけど、試しに着けて出掛けてみたら歩いてても電車に乗っててもまあ楽しいし、ノイキャンもしっかり効くし外音取り込みの切り替えでつけたまま会話も出来るし、さらに今の時期は耳周りがあったかくて防寒効果まで。もう本当に良いことづくしで最高に気に入っている。
Marshall Monitor III A.N.C. 製品仕様
Marshall Monitor III A.N.C. 製品仕様
一目でMarshallとわかるブラックのレザー調のボディに真鍮のボタンと金色のロゴ。かっこいい・・!!
ブランド | Marshall |
製品名 | Monitor III A.N.C. |
重さ | 約 247.3 g |
形式 | ダイナミック型 |
対応コーデック | SBC,AAC,LC3 |
連続再生時間 | 約70時間(ANCオン) 約100時間(ANCオフ) |
フル充電時間 | 2.5時間 |
再生周波帯域 | 20Hz – 20,000Hz |
重量 | 約250g |
インピーダンス | 35Ω |
感度 | 91.7 dB SPL (100 mV @ 1 kHz) |
付属品 | ヘッドホンケース、USB Type-C to Type-C 充電ケーブル(約 22cm)USB-C to 3.5mm オーディオケーブル(約 1.23m) |
本体の重さは247.3g。
2台のマルチポイント接続と8台のマルチペアリングに対応。(同時に2台に接続出来て、過去にペアリングしたデバイスを8台まで記憶。)
本体と付属品一式
付属のヘッドホンケースもめちゃめちゃかっこいい。レザー調の上質なハードケース。立て掛けて写真撮ったけど自立はしません。
内側も高級感あるベルベット調。ポケットにケーブルなんかも収納出来ます。
付属のケーブルもかっこいい。Type-C to Type-Cの方はくるっとしてしまって端子周りの柄を写しづらかったので私物のコードクリップでまとめています。コードクリップは付属しません。
最高な使用体験が出来た
元々2019年からMarshallのスピーカーを愛用しているし、ライブハウスなんかでもたくさん目にしてきて憧れのブランドのヘッドホン。贔屓目に見るところもあるかもしれないけど、その分めちゃめちゃ期待だってあってハードルも高かったはずなのに想像以上に軽く上回ってくるほど良かった。
冒頭にも書いた通り、家のデスクで使用しようと思っていたけど、もうこの一ヶ月朝の通勤から仕事場についても、帰り道でも、家に帰って寝るまでの時間にもと1日中使い倒していて、決して聴く能力なんて高くない僕でも一音一音追いかけて各楽器の音がしっかり聴けたり、空間の広がりや音の臨場感が今までに感じたことがないほどなのはハッキリと感じるんだけどそれだけじゃない。ただ音が良いのが良いじゃ片付けられないくらい、とにかくMonitor III A.N.C.を毎日使うことで毎日の色んな時間がとても楽しくなってることを感じられているのが本当に最高。
毎日あれもこれもとしばらく聴いてなかったアルバムを聴き返したり、しっかり耳を傾けて音楽に聴き入る時間も増えて気づくと寝る前に1時間くらい平気で経ってる。改めて音楽の力はすごいと感じるほどに通勤時間なんかも気分が良いし家事や作業もまあ捗る。本当に日常の生活の色んな場面が、 Monitor III A.N.C.を使うことで格段に良い時間に。
それも使いはじめの1日や2日の話じゃなくて丸一ヶ月経っても未だに。誇張なしに毎日感じています。自分の中では今までのイヤホンやヘッドホンでは無かった使用体験の出来るヘッドホンでした。ありがたいことに製品提供頂いて使ってるけど、今、仮にこれが壊れたり失くしたりしたら絶対に即買い直すと言い切れる。こんなこと他の記事で書いたことないです。それくらいハマりました。
やっぱりそれだけハマるのは使い心地も最高だからで、ここからは機能や装着感なども紹介していきます。
使いやすい操作感と便利なカスタマイズボタン
マルチダイレクショナル・コントロールノブ
真鍮のボタンは「マルチダイレクショナル・コントロールノブ」という名前で。押し込むほか上下左右に動かして操作できます。イヤホン類だと物理ボタンじゃなくてタッチ操作という製品も多いけど、僕は物理ボタンでしっかり押せてる感が好き。
写真だと右のイヤーカップの前方に配置されてるようだけど、実際はマルチダイレクショナル・コントロールノブが後方に来るように装着します。
コントロールノブの操作方法
- 電源オン / オフ - 1秒長押し
- 再生 / 停止 - 1回押す
- 曲送り / 戻し - 右 / 左
- 音量上げ下げ - 上 / 下
- 通話応答 / 終了 - 1回押す
- 通話拒否 - 2回押す
- Bluetoothペアリング (電源オフ時) - 2秒長押し
- Bluetoothペアリング (電源オン時) - 2回押す
MボタンとANCボタン
金色のボタンの他にも、ヘッドバンドとイヤーカップの接続部分にも左右1つずつボタンが。知らないと見逃してしまうほどさりげなく配置されていて、画像だと見づらいですが右にはM・左にはANCと表記されています。MボタンとANCボタンはそれぞれアプリから操作をカスタマイズ。
Mボタンはアプリでカスタマイズ出来て割り当てた操作、ANCボタンはのANC(アクティブノイズキャンセリング)やトランスペアレンシー(外音取り込み)などの切り替えが出来ます。
SOUNDSTAGE 空間オーディオ
僕はMボタンには「SOUNDSTAGE」機能を割り当て。SOUNDSTAGEは公式サイトによると、
新しいサウンドステージ空間オーディオ技術は、音楽をあなたの頭の中から解放し、仮想の部屋へと導き、より没入感を感じさせます。Marshall Bluetooth アプリを使えば、部屋の大きさを選択し、空間効果の量を調整して、あなたの好みに合わせたサウンドを作り出すことができます。
と説明されています。Appleの空間オーディオ(どこを向いても同じ方向から音楽が鳴って、正面で鳴ってる音が左を向いた時には右耳から聴こえてきたり)とは全く別物。SOUNDSTAGEをオンにすると音の鳴っている空間がハッキリと広がってライブハウスや大きなホールで鳴ってるような響きまで表現されます。めちゃめちゃ良い。
Marshallアプリから空間のサイズを小・中・大・特大の4段階で設定。
朝から晩まで着けていられる快適な装着感
冒頭にも書いた通りめちゃめちゃ気に入っていて、通勤から仕事場、家へ帰ってもと1日中使いまくっています。1人で仕事をしてるので人に合わない日など本当にずっと着けっぱなし。
で、それだけ長く着けていられるのも単に気に入ってるからじゃなくて柔らかくてフワフワなイヤーパッドにしっかり耳が収まって全然痛くなったりしないから。左右のイヤーパッドに締め付けられたりもしない。10年前くらいにBeatsのヘッドホンを買った時にはイヤーパッドに耳のサイズが合わなかったのか、少し長く使ってると耳が痛くなってしまって長時間着けて居られずあまり長く使うこともなく手放してしまい、それからヘッドホンは試して居ませんでした。
だから今回も同じ心配があったんだけど、手にしてすぐにイヤーパッドの質感の良さに、そして着けた時にも耳に負担がかかってるのを感じずにこれはいけるんじゃ!?と期待が高まりました。そして期待通り本当に何時間着けていてもまるで苦なく快適。
ヘッドバンドの長さ調節もスムーズ。レザー調のヘッドバンドもかっこいい。内側にL/Rの表記。
最大約100時間ワイヤレス再生!
そしてそれだけ長く使っていてもこの一ヶ月、一度もうっかりバッテリー切れということにはなりません。それもそのはずでなんとアクティブノイズキャンセリングオフで最大約100時間もワイヤレス再生が可能だそう。アクティブノイズキャンセリングをオンにしても最大約70時間と驚異的なバッテリー持ち。毎日毎日長時間使っているのにたまに思いついたように充電するだけで大丈夫。
さらに15分の充電で最大12時間のワイヤレス再生が可能!
本来使う機器が増えるほど充電するモノが増えて面倒なところだったりするんだけど、今回はむしろ他のイヤホン類の充電する機会が減ってたまにMonitor III A.N.C.を充電するだけで良くなって楽ちんに。
さらにアプリからバッテリーの保護機能も。なるべく長く使い続けたいので最大にしています。
Marshallアプリでイコライザー設定など
Marshallアプリでは再生中のメディアコントロールや、すでに紹介したボタン類の設定のほか、ヘッドホンの着け外しを検知しての自動再生/停止機能やイコライザーのカスタマイズ、バージョン情報の確認やファームウェアのアップデートなどが行えます。
イコライザーはプリセットから選択したり自分でカスタマイズも。
Marshall Monitor III A.N.C. はこんな人におすすめ
Marshall Monitor III A.N.C. をレビューしました。
さすがMarshallでとにかくかっこいいし音も最高。何時間でもつけていられる快適さ。機能も揃っていてと申し分がないし、使用体験があまりにも良かった。
ヘッドホンをそんなに使ってこなかったのは記事内でも書いた以前着けたものが耳に合わず痛くなってしまったことと、今回ほど幅広く使えることを想定していなくて、こんなに自分にとって欠かせないモノになるほど活用できるイメージがなかったというのがありますが、実際に使ってみるとむしろ1日のほとんどで使える。毎日音楽を聴く時間がめちゃめちゃ増えたし映画や海外ドラマもより楽しい。特に自分のヘッドホンの用途としては考えていなかった外出時の使用感がめちゃめちゃに良かった。じっくり耳を傾ける時ばかりでなく、歩いてる時、電車に乗ってる時、本当に1日を通してMarshall Monitor III A.N.C.で聴く諸々が格別。
今は防寒にもなってるのもあるから暖かくなってくると使いにくくなるかもしれないというのはあるけれど。
なので僕の感覚で言えば、全員におすすめ。もう誰が買ったって最高だろってほどのモノなんだけど、使用体験の感動はやっぱり日頃どれだけのモノを使用してるかにもよると思うし、僕はイヤホンやヘッドホン、オーディオ系の専門家ではないので、日頃から良いモノをあれもこれもと試しているようなガチ勢がどこまでどう感じるかは分かりません。
が、今までこんなクラスのヘッドホンを使って来てないけど、Marshallかっこいいなとか、音楽が好きだし思い切って良いヘッドホンを買おうかなと思ってるような人ほど、この記事で書いて来た、Monitor III A.N.C.を使うようになってこんなに良かったという部分は、同じように感じてもらえるんじゃないかなと思います。僕と同じようにヘッドホンあまり使って来てなかったけどって人に届いて良いかもって思ってもらえたりしても嬉しいです。
ちなみにMarshall製品は偽物も出回ってるようなので、購入の際はご注意を。販売元のわからない並行輸入品などは避けて正規品を購入しましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
TwitterやInstagramでブログの更新報告などしています。良かったらフォローして下さい!
記事の感想・質問・意見・要望、その他なんでもお気軽にお寄せ下さい。とても励みになります!