
Aqara スマートロック J200 をレビュー。製品提供いただきました。
Aqara(アカラ)といえば、Apple HomeKit対応のスマートホームデバイスを多数展開するブランド。僕もこれまでいくつかのAqara製品を使用してきました。当初は防犯カメラ付きのハブとドアベルの製品提供を頂いたのがきっかけでしたが、Appleのホームアプリからの使用感が非常に良く、それまで家と仕事場で使用していたSwitchBotの見守りカメラは今では全てAqaraに買い替えました。
今回紹介するJ200は、Aqaraが日本のファンの声に応えて日本市場向けに開発したというスマートロック。AqaraらしくMatterやApple HomeKitに対応。最大の特徴は Apple ホームキー対応(Aqaraのmatterコントローラー対応のハブ・Appleホームハブも必要)で、iPhone や Apple Watch をかざすだけでドアを解錠できる点ですが、キーパッドの指紋認証からの解錠やオートロックなども非常にスムーズだしロック本体がUSB Type-Cによる充電式で電池交換の手間やコストがかからないなどそもそものスマートロックの使用感が非常に良いです。設置も簡単。
鍵の解錠・施錠のたびに通知を送ることもできるので人の出入りの把握や予期せぬ出入りがあった場合にはスマートカメラで様子を見たりなど防犯にも。家にはもちろん、事務所やお店など様々な用途で役立ちそうです。
現状Apple HomeKitやmatterによる他の機器との連携はスマートロックではあまり活用していませんが、例えば帰宅して玄関のドアを解錠すると同時に家の照明やテレビを一斉にオンにしたりということもできるし、今後の対応機器やサービスの充実も楽しみになります。
iPhoneまたはApple Watchのホームキーでドアを解錠する | Apple
「かざして爆速解錠」Appleホームキー対応|AqaraスマートロックJ200|Makuake
実際の使用感と施錠・解錠の様子
この後Aqara スマートロック J200の製品仕様や取り付け方法、Appleホームとの連携の仕方などについても紹介しますが、まずは率直に数週間使用しての感想です。
とにかくキーパッドによる指紋認証での解錠がスムーズで快適。(この様子は↑の動画でご確認ください。)閉めた後はオートロックで勝手に施錠されるので安心。日々の解錠操作にはこれが一番便利。iPhoneを手に取ってかざすよりも指を当てるほうが楽です。通信も非常に安定していてきちんと設定したあとは解錠がうまくいかないといったことは一度もありません。通信が安定しているのには最新のスマートホーム規格「Matter」の通信方式である Matter over Thread に対応している点も関係あるかもしれません。
キーパッドが一番便利ならAppleとの連携の意味は?というと、いくつかあって、まずは単純に指紋認証よりもかざす方が便利な場面(荷物を持っていたり、手袋をしていたり)ではiPhoneやApple Watchをかざして解錠するという使い分けの1つとして良いかもしれません。また、使い慣れていたり、信頼感のあるAppleのシステムを通した方が安心できるという用途もあるかもしれません。Apple ホームキーはApple Payと同等のセキュリティ規格に準拠しているそう。
僕自身の場合はAppleのホームやMatterによる他社デバイスとの連携ができる点に期待していて、現在はまだ鍵と連携したアクションはあまり用意していませんが、仕事場ではいくつかのスマートホームデバイスを組み合わせて出勤・退勤時に自動で複数の照明や季節によってエアコンや空気清浄機・加湿器などが自動でオンオフされるように設定しています。家でも今後そのような他の機器との連携を進めていきたいし、各社からも今後製品サービスが拡充されていくことでどんどん活用の幅が広がりそうです。
そのあたり、今までは日本国内のAppleのHomeKit対応の製品は非常に少なかったんですが、Aqara製品はどれもHomeKitに対応しているので非常に注目していますし、見守りカメラ系の製品はホーム経由だと再生が非常に早くiPhoneだけでなくiPadやMacからも見られて非常に役立っています。今後もタイミングを見て少しずつ増やしていく予定。
また、Appleのホームメンバーに招待すれば家族などに鍵を受け渡しするのも簡単です。鍵の受け渡しという面で言うと、iPhoneやApple Watchで解錠できるだけでなく、アプリに登録した交通系のICカードやキーパッドの指紋認証や暗証番号、他のスマートデバイスと連携してのアクションや音声操作などさまざまな解錠方法が使えるので、自分一人の普段の施錠・解消はキーパッドが便利でも、家族の特定の誰かや一時的なゲストなどにはこれが使いやすいと言う方法も用意しやすいと思います。
最後にもう1つ、解錠と施錠以外に、USB Type-C充電が可能な点。まだ数週間の使用ではロック本体のバッテリーは数%しか減っておらず充電を必要としていませんが、今までに使用してきたスマートロックは電池式だったので常に電池のストックが必要でしたしそのコストも、交換の手間もかかりました。Aqara スマートロック J200はUSB Type-C充電なので数ヶ月に1度モバイルバッテリーなどで充電するだけで良いのでそこも非常に期待しています。
Aqara スマートロック J200 製品仕様

キーパッドのセットを製品提供頂きました。ロック単体のタイプも販売されていますが、キーパッドを強くおすすめします。
解錠の快適さはキーパッドあってこそだと感じますし、Apple HomeKitやホームキー、 matter対応の特徴的な機能を使うのにもキーパッドが必要になります。
| 製品名 | Aqara スマートロック J200 |
| 無線規格 | ロック本体:Thread、Bluetooth キーパッド:NFC、Bluetooth |
| 寸法 | ロック本体:58 × 72.9 × 120mm キーパッド:42.7 × 33 × 146mm |
| 給電方式 | ロック本体:内蔵リチウムイオン充電式電池(7.4V)・充電入力:USB Type-C 5V-2A キーパッド:単4電池(1.5V)× 4 |
| 動作温度 | -18℃〜55℃ |
| 動作湿度 | 0%〜93%(結露はNG) |
| 防塵防水性能 | IPX5(キーパッドのみ) |
| 指紋認証精度 | 99.95%(0.1秒で認証) |
| サムターン対応幅 | 2〜22mm |
| 電池切れ時の対応 | iPhoneの予備電力機能で最大5時間解錠可能 |
| 対応スマートホーム | Apple Home、Amazon Alexa、Google Home、Samsung SmartThings、Home Assistant、Aqara Home |
| 通信規格 | Matter over Thread |
| 保証期間 | 1年間 |
| 製造国 | 中国 |

シングルロックセットの同梱物は以下の通り。
- スマートロック J200 本体 × 1
- キーパッド × 1
- 取扱説明書 × 1
- ネジセット × 1
- 十字ドライバー × 1
- 固定補強テープ × 1
- 予備用3M両面テープ × 1
- 単4電池(1.5V)× 4
- 定位置シール × 1
- USB-C充電ケーブル × 1
ロック本体の設置

ロック本体 前面のカバーを外す(爪で簡単に外せます)とAqaraのアプリとAppleのホームアプリに登録するQRコード・充電用のUSB Type-Cポートがあらわれます。
設置した状態でも充電できますが、とりあえず初回は設置前にフル充電しておきました。以前使用していたスマートロックは電池式だったので、交換の手間や電池代がかからない充電式は嬉しい。

ロック本体背面、両面テープが取り付け済み。サムターン周りのカバー(↑の画像左のカバー)はマグネット着脱式。ロック取り付け完了後につければ良いので一旦外しておきます。

玄関のサムターン(玄関の鍵のつまみ)に被せて設置します。工事不要・少し使用する玄関に合わせて調節して両面テープで貼るだけ。数分で完了しました。
以前使用していた他社のスマートロックは、サムターンの幅や高さに合わせるために、何パターンか複数パターンのスペーサーが付属していましたが、Aqara J200は、付属のドライバーでネジを回すだけでサムターンの幅が調節でき、

高さ調節の機構も内蔵されているので使用するドアに合わせてねじ止めするだけ。うちのドアでは完全に収納した状態で設置できました。
日本の玄関ドア事情を徹底研究した設計で、サムターン幅2〜22mmに対応しているため、市販のほとんどのドアに取り付け可能だそう。

玄関に取り付けました。必ず玄関の内側に取り付けます。縦でも横でも取り付け可能。アプリやさまざまな方法で鍵の施錠・解錠ができますが、スマートロックを取り付ける前と同じように手でも開け閉め出来ます。
うちの玄関は縦に設置すると右側と底面がドアの縁とドアノブに干渉するので横向きに取り付けました。
鍵が2個ついてる場合はロックも2個設置して使用できます。

初めに外しておいたサムターン周りのカバーもロック設置後にくっつけました。充電するときは前面のカバーを外してこのままモバイルバッテリーなどで充電できます。
ネジ固定なしで付属の強力両面テープで固定できるので、賃貸でも安心して設置できるのがうれしいところ。ちなみにこれまで使用していた他社のスマートロックも両面テープで貼って使っていて、今回の取り外しには、スマートロックとドアのわずかな隙間からシールはがしのスプレーを吹きかけつつ、釣り糸のワイヤーを差し込み、左右に動かしながらはがしていきました。特にテープ跡など残らずに綺麗に剥がせました。
キーパッドを取り付け

キーパッドは背面のカバーを外して単4電池4本をセット。あとは両面テープでドアに貼り付けるだけ。↑の通りネジ穴も空いてるので両面テープで不安があったり、ドアにネジ穴が開いても大丈夫ならねじ止めすることも可能。基本は両面テープのみでの使用を想定してるようです。

ドアの外側にキーパッドを取り付けました。こちらも両面テープで貼るだけ。屋内よりも過酷な環境なのである日帰ったら落下してるなんてことないかなと心配もしたのですが、もう数週間使用していて、大雨や強風の後でも問題なくくっついていました。
キーパッドには暗証番号や指紋を登録しておけて、簡単に解除・施錠が行えます。キーパッドなしのロック単体の購入もできますが、キーパッドと合わせての購入を強くおすすめします。
指紋での解錠は非常に楽だし、iPhoneやApple Watchをかざしての解錠にもキーパッドが必要です。
Apple Homeや他社Matter製品と連携

Aqara スマートロック J200はMatter over Thread 対応で、Apple Home・Amazon Alexa・Google Home・Samsung SmartThingsなど主要なスマートホームプラットフォームと連携できますがそのためにはMatterコントローラー対応のハブが必要になります。
うちですでに使っていたAqaraのハブはMatterコントローラー機能はないタイプだったので今回↑を購入してみました。今回のスマートロックを使う上で絶対に必要になるわけではありません。なしでもタッチパッドで非常にスムーズな施錠・解錠ができます。導入することでApple ホームキーを使用したり、他社のMatter製品と連携することができるようになります。

上記のハブがAqara Matter コントローラーとして使用でき、

外部Matter 対応プラットフォームとの連携する上でも設定が必要になります。ここでApple Homeと連携することでiPhoneやApple Watchを家の鍵にするApple ホームキーが使用できるようになります。

Aqara スマートロック J200 はこんな人におすすめ

Aqara スマートロック J200をレビューしました。
最大の特徴としてはApple HomeKit対応のスマートロックですが、そもそもとにかくスマートロックとして、キーパッドの指紋認証、様々な施錠・解錠方法、設置方法、USB Type-C充電などなど非常に使いやすいので、スマートロックをお探しの人にはもれなくおすすめといえます。
最新のスマートロックだけあって過去に使用していたスマートロックと比べるとあらゆる点でこちらの方がよく非常に満足しています。
キーパッドなしのロック単体モデルも販売されていますが、利便性に大きな差が出るのでキーパッド付きのセットを強くおすすめ。
現在Makuakeでプロジェクト開催中です。
「かざして爆速解錠」Appleホームキー対応|AqaraスマートロックJ200|Makuake
Apple ホームキーやホームアプリでの操作、そのほかMatter製品との連携にはMatterコントローラー対応のハブ製品が必要な点には注意ですが、とりあえずキーパッドなど使う上ではなくても大丈夫なので気に入ったらとか他の連携したい事柄ができたら買い足すというのでも良いと思います。
とりあえず価格が手頃なMatterコントローラーとなるハブとして↓を購入しましたが、スマートリモコン一体型なども販売されています。



