
TORRAS FlexLine Pebbleをレビュー。製品をご提供頂きました。
バッグなどにぶら下げて使えるカラビナ付き・10,000mAhの容量で最大35W出力。70cmの巻取り式USB Type-Cケーブルを内蔵。
耐衝撃を考えた設計や安全性の高いバッテリーセルなども合わせてぶら下げて歩きながら充電するような用途に特化したモバイルバッテリー。ぶら下げたまま有線で早く充電出来るというのが通勤や仕事中、ほか様々なアクティビティで歩きでの移動が多い人を中心に役立ちそうです。
コロンとしたデザインも可愛い。
メリット・デメリット・製品仕様や実際の使用感などを紹介します。
TORRAS FlexLine Pebble 製品仕様

| メーカー | TORRAS |
| 製品名 | FlexLine Pebble |
| 容量 | 10,000mAh |
| サイズ | 約 12.5 × 9 × 3 cm |
| 重量(実測) | 約 265.9 g |
| 内蔵ケーブル長 | 最大 70cm (巻き取り式 USB-C) |
| ポート構成 | 内蔵 USB-C ケーブル × 1, USB-C ポート × 1 |
| 出力 | 最大 35W (PD/PPS対応)・ 2台同時充電時 合計最大15W |
| 入力 | 最大 30W |
| パススルー充電 | 対応 (最大15W) |
| 付属品 | 本体, 取扱説明書 (ケーブルは内蔵) |
| カラー | クリームホワイト, グリーン |

内容物は本体と説明書のみ。
外で歩きながらぶら下げて使う用途で安全に使えるモバイルバッテリー

想像していたよりも一回りくらい大きめでした。重さも少し重め。「カラビナで下げることもできるモバイルバッテリー」くらいに想像していたけど、その手のモバイルバッテリーにはケーブルが収納時にはループになってぶら下げられるとか、ついで程度にそういうことが出来るモノが今までにもあったけど、こちらはカラビナ部分もよりしっかりしているし、ぶら下げて歩いた時に大きく揺れる下の方には衝撃吸収するエアバッグ的なもの。これも結構大きめにしっかりしたものがついている。
中のバッテリーセルは一般的なバッテリーに比べて発火・膨張のリスクが低い高品質円筒型セルで燃えづらく長寿命な利点があるそう。
むしろ完全に「外で歩きながらなどで」「カラビナで下げたまま使う」用途のモバイルバッテリーだと感じました。さらさらした手触りにコロッとしたフォルム。モバイルバッテリーとしては珍しい形状なのもぶら下げてる時には握りやすいし、落下時にはエアバッグと合わせて衝撃を逃がしやすそう。
長い時間外で活動するアクティビティや仕事、散歩などのお供に、充電しながら使うには、バッグなどにぶら下げて使うとポケットに入れておくよりも熱がこもらないし、嵩張らないし良さそうです。ベビーカーでぶら下げてるという声も目にしました。
カラビナの使用方法

ぶら下げるとこんな感じ。カラビナ部分は上に少し持ち上がって片側を起点に360度回せてカラビナの入り口部分の内幅9mm程度、一番太い部分は内幅1.3mm程度。

こんな感じでぶら下げると歩きながら肩あたりに。

バッグの後ろあたりでぶら下げる方が邪魔になりません。
ぶら下げたまま使いやすい70cm巻取り式USB Type-Cケーブル内蔵

巻取り式ケーブルは長さ約70cm。背中に背負ったバッグなどにぶら下げたまま、充電してるスマホを手に持って自然に使うのにちょうど良い長さ。
充電しながら写真や動画など撮影する用途にも良さそうです。あまりバッグの後ろの方からぶら下げてスマホやカメラを前に構えて撮影する用途にはケーブルが少し短めかも。
PSE・CCCなど各種認証マーク取得。飛行機への持ち込みもOK

背面には充電使用や各種認証マークなど。CCC/FCC/PSE/CE認証取得で日本はもちろん、飛行機への持ち込みや海外での使用も。
FCCはアメリカ、CEはEUの認証マーク、CCC(3C)は中国の認証マークで、特に2025年6月からCCCマークのないモバイルバッテリーは中国の国内線への持ち込みが禁止になったことが話題になりました。中国へ行くことのある人はチェックが必要なポイントです。
日本向けで販売されてるモバイルバッテリーだとCCCマークのない製品の方が多く、その場合機内持ち込みできず空港で破棄するしかない場合も。当時、旅行用に日本でモバイルバッテリーを買って行ったのに持ち込み出来ず破棄させられたというXでの投稿も目にしました。
最大35W急速充電対応

10,000mAhのモバイルバッテリーだと出力は最大20W程度のものが多いですが、TORRAS FlexLine Pebbleは最大35W充電に対応。歩きながら、自転車を漕ぎながらなど、限られた移動時間でも最大限充電出来るし、アウトドアでのアクティビティに使うならスマホ以外にカメラ類などを充電しながら使ったりとかにも便利かもしれません。
モバイルバッテリー本体の充電も最大30Wと早目。モバイルバッテリーの再充電の速さは使いやすさの上で結構大事です。
iPhoneの充電速度を試してみた

実際にiPhone 17 Proを充電して充電時間と充電量を計測してみました。
充電が切れて電源が落ちた状態から充電を始めて10分ごとにバッテリー残量とその時にモバイルバッテリーの出力が何W出ているかを計測しました。
| 時間(分) | バッテリー残量(%) | 出力(W) |
| 0 | 0 | 33 |
| 10 | 23 | 23 |
| 20 | 41 | 21 |
| 30 | 60 | 15 |
| 40 | 72 | 13 |
| 50 | 80 | 7 |
iPhoneの設定で80%で充電が止まるようになってるのでそこまで計測しました。iPhoneはバッテリー残量などで充電量をコントロールするので徐々に出力が抑えられていきます。最大値で充電出来る時間は少ない(始めの33W出てるのは充電を開始してiPhoneの電源が自然にオンになってから数分程度)ですが確かに最大35Wくらい出るんだろうなという感じから、わずか30分で60%、50分で80%と速さを確認できました。
TORRAS FlexLine Pebble はこんな人におすすめ

TORRAS FlexLine Pebble をレビューしました。
しっかりしたカラビナとぶら下げたまま手元にスマホを持ってくるのにちょうどいい長さの内蔵USB Type-Cケーブル、耐衝撃性を考えられた形状やエアバッグ・安全性の高いバッテリーセルなどでぶら下げて持ち歩く用途に向けて特化したモバイルバッテリー。
モバイルバッテリーは様々なタイプが販売されていますが、自分の用途やライフスタイルなどに合ったものを選ぶのが一番快適に使えると思います。同じく移動中に充電する用途でも電車移動だったらぶら下げてケーブルを伸ばすよりも手元で重ねてもてる薄型の方が使いやすいかなと思います。デスクにおいて他の機器と一緒に充電するなら大容量の方が。などなど。
そんな中TORRAS FlexLine Pebbleのぶら下げて持ち歩く用途に向けて特化というのは今まであまりなかったタイプですが、有線で高速な充電が出来て、歩きながら、あるいは自転車を漕ぎながら、ベビーカーを押しながらなどでも安全に使いやすく、通勤や散歩、旅行や様々なアクティビティなどなど、自分がモバイルバッテリーを使う場面を考えるとこれこそが一番使いやすい!という人は結構いるかもしれません。そんな人におすすめ。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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