
BenQ ScreenBar Proをレビュー。BenQから製品提供頂きました。
BenQのモニター掛けライト ScreenBarシリーズで最も広い照明範囲と自動点灯・消灯機能を搭載。横幅190cmのデスクでも十分な範囲を照らすことが出来ました。
ScreenBarシリーズはモニターへの光の反射や映り込みなどせずにデスクだけ明るく照らせて快適。色温度は8段階、明るさは16段階で調節。お気に入り設定や自動調光機能などでシーンや好みに合わせての調節も簡単。
今回紹介するブラックのほか、Pro限定でシルバーカラーラインナップ。シルバーはホワイト系のアイテムでデスク周りを揃えてる人には貴重な選択肢です。
また、Proにはない無線リモコンやバックライトを搭載したScreenBar Haloも存在するので用途や好みそちらも選択肢に。
記事内ではScreenBar ProとScreenBar Halo、ScreenBarの三種類の比較もしています。ちなみに2020年に購入して今も仕事場で使用しているScreenBar Plusは生産終了となっていましたが、丸5年以上が経つ現在も快適に使えています。
BenQ ScreenBar Pro・ScreenBar Halo・ScreenBarを比較

製品名 | ScreenBar Pro | ScreenBar Halo | ScreenBar |
本体カラー | ブラック, シルバー | グレー | ブラック |
サイズ | 約 50 × 13.5 × 9.2 cm USBケーブル 180cm | 約 50 x 9.5 x 9.7 cm USBケーブル 150cm | 約 45 x 9 x 9.2 cm USBケーブル 150cm |
重さ | 約 620 g | 約 800 g | 約 530 g |
適用モニターの厚さ | 平面 / 曲面 0.43-6.5cm | 平面 : 0.7cm - 6cm 曲面 : 1.6 - 3.8cm (0.6" - 1.5") | 1cm - 3cm |
照明範囲(500Lux) | 85cm × 50cm | 63cm × 40cm | 60cm × 30cm |
電源入力 | 5V / 最大1.7A USB Type-C | 5V / 最大1.3A USB Type-A | 5V / 最大1A USB Type-A |
最大電力消費 | 8.5W | 6.5W | 5W |
同梱品 | ScreenBar Pro 本体・USB Type-C アダプター・ウェブカメラアクセサリー・クイックスタートガイド・保証書 | ScreenBar Halo本体・無線コントローラー ・単 4 型電池×3・曲面ディスプレイ専用部品・湾曲モニター滑り止めシート・ユーザーマニュアル・保証書 | ScreenBarライト本体・クリップ・USB電源ケーブル・ユーザーマニュアル・保証書 |
その他 | 自動点灯・消灯 | 無線リモコン バックライト | - |
価格 | 19,900円 | 24,930円 | 15,900円 |
ScreenBarシリーズ 3機種を比較しました。基本的にどれをとっても安価なモニターライトと比べると価格は高価ですが、製品の質感や照明の品質、機能性などには満足しています。
Proは照明範囲の広さがダントツな点と、自動点灯・消灯機能が目立った特徴。190cmと広めのデスクを使用していても十分な明るさです。自動点灯・消灯機能は常用すると邪魔な時もありますが、機能自体のオンオフも簡単なので機能があるぶんには便利に感じています。取り付け可能なモニターの厚みも一番幅があるので、すごく薄いモニターから、厚めのモニターまで対応出来る安心感もありそうです。今使用してるモニターに合うだけでなく今後モニターの買い替えなど考えてる場合など、幅広く対応出来るに越したことはありませんね。
ScreenBar HaloはScreenBar Proよりも高価ながら無線リモコンやバックライトなどの特徴があるので、ScreenBar Proの照明範囲や自動点灯・消灯機能と比べてどこに重きを置くのか、予算や用途、好みで選択するとよさそうです。ScreenBarは自動点灯やバックライト、無線リモコンなどの機能はありませんし照明範囲も一番狭く、対応モニターの厚みも限られますが、一番価格が抑えられるので、使用するモニターに合っていて付加機能に魅力を感じず価格を抑えたければ良い選択肢になりそうです。
ちなみにすでに販売終了しているBenQのScreenBar Plusを2020年2月に購入してもう丸5年、今も仕事場で使用していて特に不具合などなくずっと快適に使用出来ています。ライト以外にもBenQ製品はいくつか使用していますが、特に故障や不具合などトラブルなく使用出来ているので品質にも信頼を置いており、価格は高めですがその辺りもBenQを選ぶ理由の1つに挙げられると思います。
BenQ ScreenBar Pro

BenQ ScreenBar Pro 本体。質感の良いアルミ合金素材。ブラックとシルバーの2色展開です。

バー部分はサラサラした質感、アーム部分はザラザラした質感。

ケーブルは本体から直接出ているタイプ。抜き差し出来ないので、ここが断線してしまわないか不安になりますが、むしろ頻繁な抜き差しによる内部配線の破損を防止するためにあえて選択している高耐久内蔵ケーブルだそうで、0.3kgの重さで1200回の振動試験に合格した長期使用に耐えられる設計だそう。
ライト下のアーム部分に自動点灯や消灯機能で使われる超音波センサーが配置。
ウェブカメラアクセサリー


ウェブカメラアクセサリーはScreenBar Proの上にウェブカメラを取り付けられるようにするアクセサリー。
モニターに設置

モニターに掛けてみました。モニターはLGの42.5インチモニター。モニターもデスクも大きめなのでシリーズ最大サイズのScreenBar Proでも小さくないか不安もありましたが丁度よく感じています。

アルミ合金の質感やシンプルなデザインがスタイリッシュ。

正面右にScreenBar Proのロゴ。アルミ合金の素材感もかっこいい。
特許取得の新クランプで様々なモニターに取り付け可能

モニターの上に掛けて設置します。クランプ部分は凸凹したデザインで、幅広い厚みのモニターへの対応や、平坦ではない形状、画面上部にあるマイクやスピーカーなどへの干渉をしないように出来ているそうです。

うちのモニターはたまたま背面に窪みがありそこにフィット。普段あまり気にしませんがモニターの上部や背面の形状、ただ厚みに違いがあるだけでなく曲線だったり窪みや突起があったり様々。ScreenBar Proは平面でも局面でも0.43-6.5cmと幅広い厚みのモニターに対応できます。

モニター天面の縁と背面にかかってしっかり固定。ぐらつきなどなく使用出来ています。
ScreenBar Proで出来ること

BenQ ScreenBar Proのコントロールはランプヘッド上のタッチボタンから。
各表示は右から、
電源ボタン / 自動調光モードボタン / お気に入りボタン / アップボタン(水色の三角) / 色温度/明るさインジケーター / ダウンボタン(オレンジ色の三角) / 色温度調整ボタン / 照度調整ボタン / 自動点灯・消灯ボタン
- 電源ボタンをタッチで点灯/消灯。
- 自動調光モードはオンにすると照度センサーが周囲の明るさに応じて色温度と明るさを調整。オン時に手動で色温度や明るさ を操作すると自動でオフに。
- お気に入りモードは、好みの照度と色温度に調整した後、お気に入りボタンを3秒長押しで照明設定を記録。お気に入りボタンをタッチで記録した設定を再現。
- 色温度は8段階、明るさは16段階。色温度調整ボタンと照度調整ボタンでインジケーターの表示を切り替え。アップボタンとダウンボタンで明るさや色温度を調整。
- 自動点灯・消灯機能 オン時に正面前方60cm±10cm円錐形範囲内で動くものを検知して点灯。5分以上反応がないと消灯。オン時に手動でライトをオフにすると自動点灯が一時無効で約30秒点滅。
ScreenBar Proの照明効果

ScreenBar Pro を点けず部屋の照明もなし、天気も曇りの日の昼間のデスク。

部屋の照明はなしでScreenBar Proを点灯するだけでこんなに明るくなりました。モニターへの写りこみなどなぐデスク上だけが明るくなっているのがわかります。
あくまで過ごしやすい光量にしていて最大光量ではありませんが十分な範囲を明るくできています。

同じ条件でデスク正面から。昼間普通に過ごす分にはこれでも電気を点けずに過ごせますが、

いざScreenBar Proを点けると明るくなって今までいかに暗かったかがわかりますし、気持ちよくデスクに向かえます。
照明範囲は中央が一番明るく、中心から遠くなるにつれて明るさは減りますが、190cmのデスクで端から端とは言わずとも十分な範囲を照らせています。

下から覗き込むとこのようにLEDが点灯しています。覗き込まないと目に入らない角度に調節できるので眩しくありません。
照明の色も、↑のような中間の昼白色から、

暖色にも、

青白い寒色にも。8段階で切り替えられます。

元々夜の時間などには青や白い照明を浴びるのは睡眠の質に悪影響があるということでなるべく電球色などの暖色で、照明の強さ自体も控えめにしていましたが、さすがに暗すぎると不便。ScreenBar Proの導入でデスク周りの明るさは確保しつつ、より部屋の照明を控えにしても不便しなくなりました。
自動点灯・消灯機能

ScreenBar Proの目玉機能 自動点灯・消灯機能。やっぱり自動化出来るのは便利なようで、オンにしておくと不要な時も点いてしまうし、逆に点けておきたいけど動きがあまりになさすぎたり少し距離をとって動画を見ていたりすると突然消えたりするので、完全に自動で思い通りにとはいきません。ちなみにキーボードを打ってる時に消えてしまうということはありません。
実際のところ便利な時は便利だけど自動点灯・消灯機能はオフにして使っているということも結構あります。とはいえ、自動点灯・消灯の機能自体も、ライト自体もオンオフは簡単なので機能として付いていて困ることはないし、邪魔になることが多いかどうかに関してもどんな用途で使用してるデスクなのかにもよると思います。僕の場合は仕事も、ネットや動画を見たり音楽を聴いたり、読書をしたり、何でもここでするので不要な場面も出てきてしまうのは仕方ないかなと思っています。
そんな僕にとっては自動点灯・消灯よりも、広いデスクでも十分に明るく出来る照明範囲が他機種と比べた時のScreenBar Proの魅力に感じています。
BenQ ScreenBar Pro はこんな人におすすめ

BenQ ScreenBar Pro をレビューしました。BenQのモニター掛けタイプのデスクライト ScreenBarシリーズの2024年発売の最新モデル。モニターへの反射や写り込みをせずにデスクを照らせます。用途や好みで明るさや色温度も調節可能。お気に入りや自動自動調光でシーンに合わせての調節も簡単。デスクライト、決して必須なわけではないけど、使ってみないとわからない照明の大事さを感じられます。
ScreenBarシリーズで最も広い範囲を照らせるので広いデスクの人や、自動点灯・消灯でデスク照明を自動化したい人におすすめ。また適応できるモニターの厚みや形状にも一番自由が利くので自分のモニターに合うかどうか不安な人や今後変えるモニターなど長く使えるようにという人にもScreenBar Proが良いかもしれません。
最新モデルでProと冠するにも関わらず、それ以前から販売されているScreenBar Haloよりも価格が抑えられているので、ScreenBar Haloだけの無線リモコンやバックライトを特に魅力に感じるのでなければScreenBar Proが良い選択肢になりそうです。ScreenBarは付加機能よりも価格重視で尚且つ自分のモニターに合うことも確認できる人に。
BenQのScreenBarシリーズはどれも安くはありませんが、仕事場では2020年に購入して販売終了になっているBenQのScreenBar Plusを丸5年以上使用していて、今も全くトラブルなく快適に使えているのでその価値は十分に感じられていますし、他に照明機器ではありませんがMacで使用してるドッキングステーションもBenQのものでもはや欠かせないモノになっていてずっとトラブルもないので信頼感があります。BenQのモニターライトはSNSでもトラブルなどの声を見たことがない気がするし、そういった点もBenQを選ぶ理由になりそうです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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