
ここ数ヶ月でMacBookProやiPad Pro・Osmo Pocketなどを購入して僕の持ち物にもUSB-Cケーブルで充電する機器が増えてきました。
これらは全部MacBookProに付いてきたUSB-Cケーブル1本で充電を済ませています。
だいたい常時MacBook Proに充電用のUSB-Cケーブルを刺してあって、
iPad ProやOsmo Pocketを充電するときだけMacBook ProからUSB-Cケーブルを外して使用しています。
そして先日ANKERからUSB-Cのライトニングケーブルが発売されたので
USB PDでiPhoneを急速充電したいと思い、
以前から販売されていたAnkerの急速充電器 PowerPort 1PD & 4Power IQと一緒に購入しました。
Anker PowerPort 1PD & 4Power IQは前から気になってたんですが、
前述の通り今まではMacBook ProのUSB-Cケーブルだけで間に合っていて、
USB-CのライトニングケーブルがあればiPhoneの充電を早く出来るのになと思っていました。
正確にはAppleの純正品ならこれまでのUSB-Cとライトニングのケーブルはあったんですが、
そのうちANKERから出るだろうと思い、待っていました。
そして実際に発売されて当日すぐに注文、翌日には届き、数日使ったところ。
Anker 急速充電器 PowerPort 1PD & 4Power IQとUSB-Cのライトニングケーブルの紹介や使用した感想のほか、
USB PDとは何なのか、何がすごいのかなども一緒に紹介していきます。
Anker 急速充電器 PowerPort 1PD & 4Power IQ
Anker 急速充電器 PowerPort 1PD & 4Power IQを購入したのは前述の通り、
同じくANKERのUSB-C&ライトニングケーブルが発売されたことと、
それらを使用してiPhone XをUSB PDで最大30Wだという急速充電出来るようにしたかったからです。
パッケージ

付属品一式

- Anker 急速充電器 PowerPort 1PD & 4Power IQ 本体
- ACケーブル
- 固定用の粘着テープ
- ケーブル留め
Anker 急速充電器 PowerPort 1PD & 4Power IQ 本体




AnkerのPowerPortは2個目。前まで使用していた製品より少し大きめ。サイズを比較してみました。
Anker PowerPort 25W 5ポート USB急速充電器とサイズ比較

前から使用していた方は2014年に購入した製品でした。5ポートで25W出力。
USB PD(USB Power Delivery)は何がスゴイのか?

Anker 急速充電器 PowerPort 1PD & 4Power IQ の充電ポートは5つ。
上画像で一番上のPDと記載のあるポートがUSB-CでUSB PD (USB Power Delivery)対応で最大30W出力出来るポート。
残りの4つのポートが通常のUSB-Aポートですが、これもPowerIQという充電規格を搭載しています。
このUSB PDやPower IQとは何か?
USB PD (USB Power Delivery)で高速充電が可能に!
USB PDとは、USB Power Deliveryの略称で、USB Type Cポートから最大100Wと、従来より高出力が可能になった使った電源供給の規格。
USB PDという規格上では最大100Wということですが、
Anker 急速充電器 PowerPort 1PD & 4Power IQ のUSB PDポートでは最大30W(充電器全体では最大60W)での出力です。
で、この最大30Wというのがどれくらいすごいかというと、
電圧(V)×電流(A)=電力(W)
まず、USBケーブルで充電出来る出力に関してよく見かけるのが1A(アンペア)とか2A、2.4Aで出力などの表記。
ここを整理しておくと、
このA(アンペア)は電流のことで、ここに電圧(V=ボルト)をかけた数字が電力(W=ワット)です。
今回紹介している「Anker 急速充電器 PowerPort 1PD & 4Power IQ」の、
4Power IQにあたるUSB-Aポートは5V/6Aで各ポート最大2.4A、なので1ポートあたりの電力は5V×2.4Aで最大12W。
昔はUSBポートでの充電といったら1Aが標準だったのが今は2Aや2.4Aが標準になってます。
しかしそれに止まらず、USB PDは5V/3A、9V/3A、15V/2A、20V/1.5A (機器ごとに自動で最適なものに選択される)で最大30Wで出力。
だから今までのUSBポートでの充電よりも圧倒的に早く、
また、今までのUSB充電器では充電出来なかったような、充電に高出力を要する機器にも充電出来るんです。
Power IQ とは接続した機器ごとにその機器に最も適した出力で充電するANKERの技術
ちなみに、Anker 急速充電器 PowerPort 1PD & 4Power IQ」のUSB-Aポートは、
Power IQ という接続された機器ごとにその機器ごとに最も適した出力で充電するANKERの技術。
現行のANKERの充電器類にはほぼ標準で付いているので、最近のANKERの充電器を使ってる人はすでに真新しさはありませんが、
昔何かに付属してきた1A出力のUSB充電器を使ってるというような人ならUSB PDポートだけでなく、USB-Aポートで充電する機器も充電速度が向上しそうです。
USB PDで充電するためには、充電器・ケーブル・充電する機器全てがUSB PDに対応している必要がある
ここまで、USB PDでの充電のスゴさについて書いてきましたが、
最大30Wで給電するには、ここまでに紹介してきた充電器だけでなく、充電する機器も、それを繋ぐケーブルも全てがUSB PDの出力に対応している必要があります。
例えば iPhoneだったらiiPhone XS / XS Max / XR / X / 8 / 8 Plus以降の機種がUSB PDで急速充電が出来ます。
ケーブルも USB PDに対応したUSB-Cでなければいけません。
USB-Cのライトニングケーブルといえば今まではApple純正のUSB-C ライトニングケーブルが必要でした。
そして先日Ankerからサードパーティ製では初のMFI認証を受けたUSB-Cケーブルが発売されたので、
今回Anker 急速充電器 PowerPort 1PD & 4Power IQと合わせて購入したわけでした。
ANKER PowerLine II USB-C & ライトニングケーブル


サードパーティ製で初めての Apple MFi認証取得したUSB-C & ライトニング ケーブル。
AppleのUSB-C & ライトニングケーブルなら前からあったのにAnkerのケーブルの発売を待っていたのは、
- ANKERの方が安いから
- ANKERの方が耐久性があるから
- ANKERはケーブル類も18ヶ月保証があるから
- ANKERにはブラックカラーのケーブルがあるから (一緒に使うケーブル類が黒なので揃えたかった)
もちろん販売前だから、今までの例からおそらくそうなるだろうということで、
発売される保証や情報などないままに勝手に待っていたんですが、待っていた甲斐があって販売開始となりました。
ケーブルはPowerLine IIという超高耐久のケーブル。一般的なケーブルより12倍以上の耐久性をもち、12000回以上の厳しい折り曲げテストもクリア、だそう。
その分純正のライトニングケーブルなどと比べるとケーブルが少し太いし硬い印象。なので純正ライトニングケーブルなどと比べると少し取り回しは悪い。
純正はホワイトしかないけど、こちらは黒も。
他のケーブル類が黒で揃ってるので、黒が欲しくて待っていたというのもある。
長さは白も黒も90cmしかないから本当はもう少し長めのが欲しいので出たら書い直す予定。

ライトニング端子と、

USB-C端子。USB-Cという言い方はAppleの表記。その他では一般にUSB Type-Cなどと表記されていて、
どちらもあくまで端子の形状の呼び方。
USB-CでもUSB2.0のものあれば3.1のものもあり、USB PDに対応してるものもあればそうでないものも。

Ankerのケーブル類に決まってついてくるケーブル留めも結構嬉しい。
もうAnkerのケーブルはたくさん購入していてこのケーブル留めも何個もあって結構役立つ。

Anker 急速充電器 PowerPort 1PD & 4Power IQ 通電中は上部が青く点灯。
ANKER USB-C & ライトニング ケーブル、その他のケーブルも繋いでケーブルボックスへ。

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今までのライトニングケーブルと同じくネオジム磁石で留められました。
Anker 急速充電器 PowerPort 1PD & 4Power IQとUSB-C & ライトニング ケーブルを使用した感想
今使用しているiPhone Xももう1年と3ヶ月くらい使用してきたとあって、
少し前から充電の減りが早くなったなと感じていて、充電ケーブルを刺す回数も増えていました。
かといってまだAppleでバッテリー交換してもらうほどじゃないかなというぐらい。
そんな中こうしてUSB PDによる急速充電で、隙間時間で充電出来る量がグンと上がったことで、
再び充電ケーブルを挿す回数が減ってくれてこれだけでもだいぶ快適に。
ケーブルの長さが90cmしかないから長いケーブルが出たら書い足す予定と書きましたし、多分実際に買い足しますが、
いざ使ってみると、短い時間でもそれなりに充電出来るので、充電が枯渇しそうな状況も減ったし、
前だったらケーブル刺して充電しながら使ってたような場面でも、使うならケーブル外せばいいし、操作しない時に刺しておけば十分という感じで、
思いの外ケーブルの長さが足りないことでの不便さはありませんでした。
現状僕の所有してる端末でライトニングケーブルで充電するUSB PD対応の機器はiPhone Xだけなので、
決して急いで購入しなければというほどの状況ではなかったけど、揃えてみて良かったと思います。
USB PD自体は前からあったんですが、今回のケーブルなど対応製品が増えてきたり、
新素材GaN(窒化ガリウム)採用したというAnker PowerPort Atom PD 1が発売されたりと、
まだまだ充電周りの製品がアップデートされていきそうでしばらくは新製品が楽しみです。
2019年4月5日追記
USB PD対応のモバイルバッテリー「Anker PowerCore 10000 PD」を購入して2週間ほど使用してレビューを書きました。
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